ファーウェイ・ジャパンは25日、スマートウォッチの新製品「HUAWEI WATCH GT Runner」を発表した。「ランニング専用」という特化型の製品で、基本性能は最新モデル「HUAWEI WATCH GT 3」そのままに、専用の機能を追加した。発売は12月10日、価格は34,980円となっている。
HUAWEI WATCH GT Runnerは、1.43インチ466×466ピクセルの画面サイズながら、11mmという薄さ、38.5gという軽量なボディを実現したスマートウォッチ。セラミックのベゼルやチタンのクラウンといった素材を採用して、デザイン性と軽量性を両立させた。
基本的なスペックはHUAWEI WATCH GT 3と同様に長寿命を実現しており、24時間の心拍モニタリングや睡眠モニタリング、スマートフォンの通知の受信、毎週30分の音声通話、毎週90分の運動(GPSオン)といった、「通常使用」で14日間のバッテリー寿命となっている。より長時間となる、毎週180分という運動(GPSオン)をした場合は8日間のバッテリー寿命となる。
デュアルバンドの衛星システムに対応。GPSやみちびきなどをサポートし、ランニングルートなどを高精度に記録してくれる。HUAWEI WATCH GT 3とは異なりボディが金属製ではないほか、位置情報アンテナをラグ部分に内蔵したことで、測位時間が高速化しているという。
通信ができない状態でもあらかじめ設定したルートを案内を維持するルートバック機能を搭載。Androidスマートフォンと接続している場合は、ルートを仲間と共有する機能も搭載している。
ランニング後に、どのような結果だったかを、科学的なランニング指標にもとづいて分析してくれるという機能を搭載。新たに「ランニング能力指数」の測定機能を備えた。この指数にもとづいて、フルマラソンなど特定距離での走行時間の予測もしてくれる。同様に、トレーニング計画も個別にカスタマイズして設定できるという。
体表温度、ストレス、血中酸素レベル、心拍数、睡眠などの各項目をモニタリングして計測する「TruSeen 5.0」を搭載。センサーやアルゴリズムをアップデートしており、激しい運動や雨の中のランニングで汗や水がセンサーに干渉しても、正確な測定が可能になったという。
スポーツモードでは、ワークアウトの種類が100種類を超え、さまざまな運動にあわせた計測が可能になっている。Bluetooth接続したスマートフォンの通知表示に対応しているほか、音声着信時にはそのまま本体で通話可能。着信時に電話に出られなくても、SMSで定型文を返信する機能も搭載している。
アプリのダウンロードにも対応しており、日本製アプリではナビタイムが「自転車NAVITIME」「ツーリングサポーター」を提供。サイクリングやオートバイでの移動中のナビに対応している。