JR北海道は24日、移動しながら快適に仕事ができる「新たな旅のスタイル」の提供をめざし、全車両Wi-Fi完備・全座席コンセント利用可能な「はまなす編成」(キハ261系5000番台)にて、テレワーク実証実験を12月の10日間実施すると発表した。
テレワーク実証実験は12月2・4・6・8・10・12・14・16・18・20日の10日間、特急「宗谷」(下り)として走る「はまなす編成」の札幌~稚内間において実施。多目的室をテレワークスペースとして提供するほか、「はまなすラウンジ」の一部ボックス席をテレワーク優先席として設定する。
多目的室を利用する際、有効な乗車券類(乗車券・特急券)を購入して対象列車に乗車し、「はまなすラウンジ」横の受付係員に申し出る必要がある。利用に際して追加料金は発生しない。利用可能な時間は1人30分間だが、他の利用希望者が待っていない場合は継続利用が可能。「はまなすラウンジ」のテレワーク優先席は受付不要となっている。
なお、気分の優れない人や授乳での利用希望者がいる場合は、テレワークの利用途中であっても席を譲ることが求められている。