パナソニックは11月24日、Lマウント対応の大口径広角単焦点レンズ「LUMIX S 35mm F1.8」(S-S35)を発表した。F1.8単焦点シリーズの第4弾製品で、24mm/35mm/50mm/85mmの4本が出そろった形になる。希望小売価格は91,300円。12月16日より発売する。

  • Lマウント対応の大口径広角単焦点レンズ「LUMIX S 35mm F1.8」(S-S35)。小型軽量設計なので、ボディがコンパクトな「LUMIX S5」(写真)とマッチする

フルサイズミラーレス「LUMIX S」シリーズなどLマウントカメラ用の交換レンズ。小型/軽量設計に仕上げ、描写性や操作性など「F1.8単焦点」シリーズと統一された設計となっている。フィルター径は67mm、防塵/防滴/耐低温なども共通の仕様だ。

  • 外観サイズやフィルター径などは、すでに販売中のF1.8単焦点シリーズの3本とまったく同じ

  • 側面にAF/MF切り替えスイッチを配置

  • LUMIX S5に装着したところ

  • レンズは防塵/防滴/耐低温仕様となる

レンズ構成は3枚の非球面レンズ、3枚のEDレンズを含む9群11枚で、開放絞りから高い解像性能を発揮する。オートフォーカスは、リニアモーターとインナーフォーカスを採用し、高速・高精度なAF性能と静粛性に優れたAF動作性能を両立。動画撮影時にはフォーカス駆動音を気にすることなく撮影できる。フォーカシング時のピント位置移動時に画角が変化するブリージング現象も抑えている。

  • レンズ構成

絞り羽根は円形虹彩絞りの9枚羽根、撮影可能範囲は0.24m~∞(撮像面から)、最大撮影倍率は0.22倍。本体サイズは最大径73.6mm、長さ約82mm、重さは約295g(レンズフード、レンズキャップ、レンズリアキャップ含まず)。

LUMIX S 35mm F1.8の発表に合わせ、LUMIX Sシリーズ用の交換レンズのロードマップを更新し、新たに広角ズームレンズを追加した。こちらの詳細や発売日は未定。