俳優の黒羽麻璃央が23日、東京・汐留の日本テレビで行われたBS日テレのドラマ『フレンドシップ』(30日スタート、毎週火曜23:30~ ※全5回)の先行試写会&トークショーに出席し、船上での過酷な撮影を明かした。
黒羽、本田礼生、田村心、木津つばさが演じる若い船乗りたちが時にぶつかり、手を取り合いながら唯一無二の“仲間”となっていく姿を、かが屋・賀屋壮也の脚本で実話をもとに描いていく同ドラマ。
実際に船の上でも撮影しており、黒羽は「がっつり船酔いしました。最長で1日8時間くらい船に乗って撮影してたんですけど、実際の船乗りの方々は3カ月近く航海のために乗ってると考えると、すごいリスペクトですね。毎日酔止め飲んでましたから」と振り返る。
空気階段の鈴木もぐら演じる機関長がいる動力室も実際の船の中での撮影で、そこに行った賀屋は「あそこがめちゃくちゃ暑いんです。もぐらさんとドロドロになりました」と報告。
一方で黒羽は「雨が降ったら(撮影が)アウトだったんですけど、快晴にめぐまれて、コンクリートジャングルを生きる我々にとっては、久々の開放感がありました」と満喫したそうで、「このドラマを見てくださって、船乗りを目指してほしい気持ちもありますし、実際に海に行きたいとかでもいいので、そういう景色を見たいなと思ってくれればいいなと思います」と願った。
また、泊まりロケで宿泊したホテルの部屋が異常に広かったという話題にも。黒羽は「僕は石油王が泊まるような部屋でベッドが8個あったんですけど、2個飛ばしくらいずつで密にならない程度の距離でセリフ合わせをしたり、朝起こし合ったりしてました」と、船乗りのように寝食をともに過ごす現場だったことを明かした。