俳優の神木隆之介と柴咲コウが、映画『ホリック xxxHOLiC』(2022年4月29日)でW主演を務めることが23日、明らかになった。
同作はCLAMPの大ベストセラー同名コミックの映画化作。人の心の闇に寄り憑く“アヤカシ”が視えてしまう孤独な高校生・四月一日(神木)は、ある日一羽の蝶に導かれ、不思議な【ミセ】にたどり着く。妖しく美しい【ミセ】の女主人・侑子(柴咲)のもとで暮らし【ミセ】を手伝うようになった四月一日は、同級生の百目鬼やひまわりとも仲を深めていき、悩みを抱えた人々と出会ううち、想像を超える大事件に巻き込まれていく。
監督に挑むのは日本を代表するトップクリエイターである蜷川実花で、刊行当時から原作のファンであり、約10年にわたり映画化を熱望し構想を温めてきたという。神木は高校生・四月一日君尋(ワタヌキ・キミヒロ)を演じ、人の心の闇に寄り憑く“アヤカシ”が視えるという特殊な能力のせいで人と距離をとり普通の生活を送りたいと願っている孤独な青年役を繊細に、力強く、演じ切る。本作ではVFX満載のアクションにも挑戦し、“アヤカシ”との対決シーンにも注目となっている。
また、柴咲肯んじるのはどんな願いも叶えるという不思議な【ミセ】の女主人・壱原侑子(イチハラ・ユウコ)で、四月一日の能力を見抜き対価と引き換えに彼の願いを叶えようと申し出る妖しく美しい女性を、エキゾチックな美貌と卓抜した演技力で体現する。神木・柴咲の共演は、神木が10歳の時に出演した、TVドラマ『Dr.コトー診療所』以来となる。
今回解禁されたビジュアルは、映画撮影時に蜷川監督自らが撮り下ろした一枚で、四月一日を導く侑子が妖艶に微笑みかける。同様に蜷川監督撮影による四月一日・侑子のキャラクター写真も解禁された。今回を含め3週連続で『ホリック xxxHOLiC』追加キャストの発表を含む情報解禁を実施していく。
蜷川実花監督 コメント
「どうしても『xxxHOLiC』を映画化したい!」と最初に打ち合わせをしてから、約10年。様々なことを乗り越えてやっと完成しました。
終わってみるとこの時期に公開できることに,ある種の「必然」を感じます。
音を立てて世界が変わる瞬間を体験した私たち、今だからこそ『xxxHOLiC』の中で語られていることが、より滲み入るように入ってきます。
「この世界ではみんな誰かと関わって、何かを共有している。選ぶのはあなた自身、未来はそれぞれの選択の先に在る」
原作の持つ力に導かれながら、新しい表現にたどり着けたと思います。やり切りました。
ぜひ劇場にお越しください。
・柴咲さんについて
昔から「いつか一緒にやりたい」と熱望していました。出演が決定した時点で、この作品の成功を確信しました。とても難しい役ですが、柴咲さんの侑子さんとしての説得力がとにかく素晴らしく、原作ファンの方にも納得してもらえる侑子像になっていると思います。ずっと見たかった圧倒的に美しい柴咲コウの姿を見ることができて、まだ興奮しています。
・神木さんについて
「四月一日は神木くんしかいない」と思っていて、今回ご一緒できて本当に良かったです。ほぼ初顔合わせでしたが、正確に正解を導く演技力に、本番の熱量に、撮影中は驚きの連続でした。
神木隆之介の才能をたくさん浴びる幸福な時間、とにかく楽しく充実した撮影でした。
今いちばんの推し! 安心して推せる! またワクワクする仕事をぜひご一緒したいです。
神木隆之介 コメント
まさか僕が蜷川実花さんが表現する『xxxHOLiC』に出させてもらえるとは思ってませんでした…。
すごく嬉しかったです。
僕なんかが実花さんの世界観に入ってしまっても良いのかな。と思っていましたが、優しく迎え入れてくれました。ありがとうございました!
柴咲コウさんとは、僕が小学生の時に共演させていただき、また一緒に作品を作らせていただくことができて幸せでした。
「xxxHOLiC」よろしくお願いします!
柴咲コウ コメント
「蜷川実花」という唯一無二の色彩美を持った方が作り出す映像の中に溶け込めること。クランクイン前のフィッティングやメイクテストの時からすでにその世界観を楽しんでいました。
また、以前から原作を読みなおす度、"四月一日"のイメージが神木隆之介さんと重なり、まさに現場でも"四月一日"そのものの佇まいでした。"四月一日"と侑子の不思議な関係性が自然に醸し出せたと思います。
映画としては、押し黙って観るというよりも、内装・衣装・メイク・ヘア…様々な美術について、仲間とあれこれ語り合いながら観られたらより楽しめる作品だと思いました。ファッション好きな方々にも是非ご覧頂ければと存じます。
池田史嗣プロデューサー(松竹) コメント
昔から愛読していた『xxxHOLiC』の実写映画化。夢のような企画です。
信頼する蜷川実花監督から「どうしても『xxxHOLiC』を映画化したい、力を貸してほしい」と相談を受けた時は驚きましたが、CLAMP先生の世界観を実写映画で表現できるのはこの方しかいないと考え、原作の持つ芸術的なまでの画の美しさと深いメッセージ性、この二つの本質を絶対に損なわぬよう、大きな敬意を持って取り組みました。
キャスティングについては、超難役を見事に体現した主演お二人の力量に感服しています。
神木さんは姿形やイメージも含め、見えないものが“視えて”しまう悩みを持つ青年、四月一日くんそのもの。お芝居が巧いと聞いてはいましたが、ひょっとしてこの人はアンドロイドなのでは?というくらいに正確無比な演技で複雑な心の内面を精緻に表現し、現場ではその才能に何度も驚かされました。
謎に満ちた“次元の魔女”壱原侑子を演じるのは柴咲コウさん。凛とした美しさと妖しさを併せ持つ絶対的な存在で、それでいてチャーミングであるというギャップを持つ魅力的な美女...となると柴咲さん以外にないということは監督と完全に意見が一致。美しさは勿論、そこに居るだけで空気を変えてしまう圧倒的な存在感と流石の演技力で、人気キャラクターを見事に昇華させてくださいました。
そして、お二人の持つ圧倒的な色気を感じることができるのは実写映画ならではの醍醐味です。
映画『ホリック xxxHOLiC』は未だかつてなかった、妖しくも美しい《新体感ビジュアルファンタジー》。
至る所にこだわりと仕掛けが散りばめられており、これから次々と刺激的な情報を発信して参ります。
どうぞご期待くださいませ。
(C)2022映画「ホリック」製作委員会 (C)CLAMP・ShigatsuTsuitachi CO.,LTD./講談社