やはり“心の準備”というものは大切ですよね。

あまりにも突拍子のない話を振られたり、まったくの予想外な出来事に遭遇したとき、人は思考停止に陥ってしまうものですから。

そう、例えば……こんなふうに。

うちの親、マジで何言ってるか分からない (@kinoko____sanより引用)

  • (@kinoko____sanより引用)

ツイ主は「きのこ(@kinoko____san)」さん。ツイートには親御さんとのLINEのやり取りがスクショで掲載されていますが、その会話を覗いてみると……えっ?

や、や……山をくれるって!? ちょっ、一体どういうこと?

  • (@kinoko____sanより引用)

要するに、祖父が所有していた山の土地を分けてもらえる、というお話のよう。
突然のことに、きのこさんもかなり混乱した様子でしたが、とりあえず「欲しい」と分与を希望されました。

あまりに突然で、かつスケールの大きな話ですが、その分話題性にも溢れており、ツイッター民もこれに大いに反応。
なんと、ひとつめのツイートは2.6万件のリツイート、20.6万件のいいねを獲得(11月22日時点)し、コメントも続々と寄せられました。

「母『山四つ貰った』というパワーワード」

「誤字かと思ったけど普通の山だった」

「笑いましたー。わかりますわー」

「そりゃあ、え?って誰でも言うてまうんてん」

「同じ経験があります。父方の祖母の土地と山をいらないか、と聞かれました」

「貰えるものは貰った方が後で得になったりしますよ」

「私の実家も祖父が持っている山があるけど、小さい頃祖父に連れられて、偶に山で遊んでた記憶がある。その時は愛着はなかったけど、今現在微生物を勉強研究している傍ら、今はすげー魅力的な場所だなって思い始めてる笑」

「許可とか取ればそこにサバゲーできるところとか作れるのだろうか……」

「同級生からも、福井の山いらんか?って言われました。山はくれるものみたいですよ。笑」

「もし鉄塔や電柱を、その敷地内に建てれば、確か電力会社から敷地借用料金として、毎年いくらか貰えた気がします」

「親戚が山一つ所有。筍とか山菜採りまくったりできる。親戚全員が山の幸を乱獲しても問題無い程度の恩恵はあったけど管理大変だったな…」

ツイ主さんに聞いてみた

中には「管理が大変」「固定資産税がかかる」といったコメントも見受けられるなど、さまざまな意見交換もなされていましたが、やはりもっとも気になるのは、突如として山の相続に関する話が降ってきた、きのこさんの心境でしょう。

ということで、今回はご本人に改めて心境をお聞きしました。

ーー当初、親御さんから山の話があったときのご感想を改めてお聞かせください。

本当に何を言っているのか分かりませんでした。

ーー「欲しい」とお答えされていますが、実際にいくつ貰ったのでしょうか?

4つです。正直何も使い道はありませんが、山を持っていたら強いかなと思ったので。

ーーどのくらいの規模の山なのでしょうか?

1000mいかないくらいの山だと思います。

ーー今回のツイートが大きな反響を生んでいまずが、率直なご感想などはございますか?

みんな山が好きなんだなと感じました。みなさんにも山を持ってほしいです!


改めて当時の混乱っぷりが伝わってくるようですが、ホント、人生って何があるかわかりませんね。
思いもよらないところで“一山当てた”きのこさんのお話でした。

……お後がよろしいようで。