ドウシシャは、ORIONブランドの音響機器第1弾として、和紙素材フルレンジスピーカーを採用したBluetooth対応CDコンポ「SMC-160BT」を11月23日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭価格は14,800円前後を見込む。
Bluetooth/CD/USB/FMラジオ搭載の本体と、独自の抄紙方法で開発したW-RPM(和紙素材2重抄紙製法)スピーカーで構成したコンポ。
Bluetooth 5.0に準拠し、スマートフォンなどから音楽をワイヤレス再生できる。対応コーデックはSBC。また、音楽CDやCD-R/RWに加え、USBメモリに保存したMP3/WMAファイルの再生も可能だ。USBには5V/1Aの給電機能を備える。ワイドバンドチューナーを搭載し、AMラジオの番組をFMラジオで聴くこともできるという。
5つのプリセットイコライザー(フラット、ポップス、ジャズ、ロック、クラシック)のほか、厚みのある重低音で再生するS-BASS、夜間の小音量時でもバランスよく聞こえるように低音域と高音域を補正するラウドネス機能を備える。
他にも、設定した時刻にCDやUSBメモリ、FMラジオの音源を好みの音量で再生するオンタイマー機能、設定した時間が経過すると自動で電源をオフにするスリープタイマー機能(15分~120分までの6パターン)が利用できる。
アナログ外部入力端子を装備し、フォノイコライザーを搭載したレコードプレーヤーなどを接続可能。3.5mmステレオミニのヘッドホン出力も装備する。アンプ出力は10W×2ch。
音像定位にこだわった和紙素材フルレンジスピーカーを採用。エンクロージャにはMDF素材を用いており、「豊かな低域と伸びやかな中高音域」を再生するという。
スピーカーユニットに採用しているW-RPM(WASHI-Relative PulpMold)は、スピーカーコーン紙の表面と裏面に性質の違う素材を使い、独自の製法で1枚のコーン紙に仕上げたもの。
表面には1万円札にも使われる和紙素材の三椏(みつまた)を使い、「ハリのある明瞭な中高音」を再現する。裏面には弾力性の高い「パルプ」を使い、内部損失を大きくすることで、豊かな低音域再生を追求した。
外形寸法は、本体が200×200×118mm(幅×奥行き×高さ)、スピーカーが140×145×220mm(同)。本体とスピーカーを合わせた重さは3.5kg。リモコンやFMアンテナなどが付属する。