ソロキャンは、近年のアウトドアブームの中でも注目を増しています。最近では、ソロキャンをテーマにしたアニメやドラマなどの影響もあり、ソロキャンに興味を持つ女子も増えているようです。
これからソロキャンを始めてみようかと考える人の中には、どんな楽しみ方をすればいいのか、もっと知りたいという人もいるでしょう。
本記事では、ソロキャンの魅力や必要な道具など紹介します。また、関西近郊のソロキャンにおすすめのキャンプ場も紹介しますので、場所選びの際にぜひ役立ててくださいね。
ソロキャンとは
ソロキャンとは「ソロキャンプ」の略で、ひとりでテントを持参してキャンプ場などに足を運び、夜を明かすキャンプスタイルのことをいいます。ソロキャンには、大勢でのキャンプでは味わえない魅力があります。
ソロキャンは女子にも人気
新たなキャンプスタイルとして人気のソロキャンですが最近では、ソロキャンをテーマにしたアニメやドラマ、YouTubeなどの影響から、「ソロキャンプ女子」も増えています。
また、レジャーシーンでの焚き火やキャンプ飯などは写真映えも良く、Instagramなどに投稿された写真を見て興味を持ったという女性も少なくありません。
ソロキャンプの魅力
ここでは、多くの人を虜にするソロキャンの魅力について解説します。
周囲に気を遣わず楽しめる
周囲に気を遣わず楽しめること、これがソロキャン最大の魅力ではないでしょうか。
ソロキャンであれば、そのときの気分次第で行動を決められますし、誰かに合わせる必要もありません。また、日程も自分の予定だけで組めるので手軽に行けます。
ひとりでゆっくりと過ごせる
すべてひとりで行動するソロキャンでは当然、就寝、食事、起床いずれのタイミングも自由です。時間を気にせず、ゆっくりと過ごすことができます。
ただし、キャンプ場ではチェックイン・チェックアウトの時間が決まっていることがあります。もしキャンプ場を利用してソロキャンを楽しむのであれば、利用できる時間を事前に確認しておきましょう。
自然を満喫できる
ソロキャンをはじめとするアウトドアレジャーは、自然を満喫できるのも魅力です。
森林浴をする、満天の星を眺める、写真を撮るなど、楽しみ方は人それぞれ。慌ただしい日常から離れて大自然の中で過ごせば、心からリフレッシュできるでしょう。
ソロキャンに必要な道具
ソロキャンを楽しむために、必要な道具をチェックしていきましょう。
基本的な道具は通常のキャンプと同じ
ソロキャンに必要な道具は、通常のキャンプと基本的に同じです。ただし、身軽に行動するために、持ち物はなるべく必要最低限を心がけるといいでしょう。道具を新たに購入する場合は、できるだけ軽量のものを選ぶのがおすすめです。
ソロキャンで必要となる道具として、以下のようなアイテムがあります。
- テント
- シュラフ(寝袋)
- マット
- テーブルや椅子
- ライト、もしくはランタン
- バーナー
- クーラーボックス
- 調理道具
すべてのアイテムがバックパックひとつに収納できるくらいが理想でしょう。
テーブルや椅子は、アウトドア用の折りたたみ式のものを用意すると便利です。
また、タープやコットなどのキャンプ道具も用意しておくと、ソロキャンをより快適に過ごせます。キャンプ体験を何度か重ねてアウトドアにも慣れてきたら、キャンプムードを盛り上げる焚き火台などを持ち込んでみるのもおすすめです。
料理道具については、ソロキャンの醍醐味ともいえる「ソロキャンプ飯」をより楽しむために、このあとくわしく解説していきます。
ソロキャンプ飯を楽しむための料理道具
キャンプといえば、アウトドアでの料理も楽しみのひとつです。ここでは、ソロキャンプ飯を楽しむためにおすすめの料理道具を紹介します。
ソロキャンプ飯に便利なクッカー
クッカーとは、携帯用の調理器具のことで「コッヘル」とも呼ばれます。鍋やフライパンとして活用できます。クッカーは野外での調理や食事を目的としているため、薄く軽量で丈夫に作られているのも特徴です。
重ねて収納できるクッカーもありますので、調理の用途にあわせて選んでみましょう。
ソロキャンプ用の鉄板も人気
近年は、ソロキャンプ用のミニ鉄板も人気です。鉄板がひとつあれば、肉・魚・野菜を手軽に焼けて、塩や胡椒などのシンプルな調味料だけで手軽に食事を楽しむことができます。
料理が苦手という人でも、鉄板であれば扱いやすいでしょう。持ち運びに便利なミニサイズの鉄板もありますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
ソロキャンプにはナイフもマスト
ソロキャンを楽しむためには、ナイフも持っておきたいアイテムです。
ただし、ナイフにはさまざまな種類があります。調理以外にもナイフを活用したいという場合は、刃が厚めのものを選ぶといいでしょう。
ナイフは使い心地も重要ですので、いくつか使い比べてみるのもおすすめです。
ソロキャンの注意点
ここまでソロキャンプの魅力を紹介してきましたが、実際にソロキャンを楽しむにあたっていくつか注意点もあります。
防寒対策は万全に
キャンプ場の多くは山にあり、朝晩の寒暖差に注意が必要です。夏でも、冷え込むこともあります。普段の服装と同じ感覚のまま薄着でいると「寒くて眠れなかった」というケースも少なくありません。
ソロキャンプでは、インナーや防寒着などを重ね着して万全な防寒対策でのぞみましょう。
自然を大切にする
キャンプなどのアウトドアレジャーでは、自然を大切にするのが基本です。キャンプ場の多くは、「ゴミは持ち帰る」などのルールを設けています。可能な限りゴミが出ないように工夫しましょう。
また、不必要に木の枝を折らないといった最低限の配慮も必要です。山や河原、キャンプ場、どのスポットに行くにしても、ルールの有無に関わらず、自然を大切にする気持ちを忘れてはいけません。
女性は特にソロキャンの場所選びにも慎重に
ソロキャンプをするときは、慎重に場所選びをすることも重要です。
管理人が常駐しているキャンプ場の中には、夜間は無人というケースもあります。女性は、可能なかぎり夜間も管理人が待機しているキャンプ場を選ぶようにしましょう。また、ファミリー層の多いキャンプ場は、女性にとっても安全性の高いスポットといえます。
キャンプ先で嫌な出来事があると、せっかくのソロキャンも楽しめなくなってしまいます。面倒に感じるかもしれませんが、特に女性の場合は安全なキャンプ場を選ぶようにしましょう。
関西近郊:ソロキャンにおすすめのキャンプ場3選
ここからは、関西近郊のソロキャンが楽しめるキャンプ場を紹介します。
女性にもおすすめのファミリー向けスポットも紹介しますので、キャンプ場を選ぶときの参考にしてみてください。
花博記念公園鶴見緑地キャンプ場
花博記念公園内にある鶴見緑地キャンプ場は、無料のキャンプ場と有料のバーベキュー場があります。
場内には、キャンプファイヤースペースや炊事棟も設置されています。デイキャンププランもありますので、「ソロキャンプに挑戦したい」というアウトドア初心者にも安心です。
このキャンプ場を利用できる期間は3月1日から11月30日までで、冬季は休業となります。キャンプのみの利用であれば、無料で楽しめるという点も魅力です。
花博記念公園 鶴見緑地キャンプ場
住所: 大阪府大阪市鶴見区緑地公園2-163
利用時間: デイキャンプ 10:30~17:00 ナイトキャンプ 17:30~翌日9:30
アクセス: 近畿自動車道「門真ICより」より約10分
自然の森ファミリーオートキャンプ場
自然の森ファミリーオートキャンプ場は、大阪市内から約1時間の場所にあります。その名の通り、ファミリー向けのキャンプ場であり、家族連れの利用者が比較的多いため、女性のソロキャンパーにも利用しやすいスポットといえます。
自然の森ファミリーオートキャンプ場ではキャンプ、デイキャンプともに予約制です。利用する際は、事前に予約状況を確認しておきましょう。
自然の森ファミリーオートキャンプ場
住所: 大阪府豊能郡能勢町山辺411
チェックイン・アウト: 10:00~16:00 / ~翌日13:00
料金: 大人 1,050円 こども 630円
テントサイト料金 2,630円
アクセス: 阪神高速11号池田線「池田木部IC」より約45分
阪南市鳥取池緑地・桜の園
大阪府阪南市にある鳥取池緑地・桜の園は、「桜の園」の名前通り、春には満開の桜を見ることができるスポットです。園内には、テントサイトやキャンプファイヤー場、炊事場、トイレなども設置されており、年間を通して利用できます。
ただし、このスポットでキャンプをする場合は、事前に阪南市への申請が必要です。市内在住者と市外在住者とでは、手続き方法に違いがありますので、くわしくは公式サイトで確認しましょう。
阪南市鳥取池緑地・桜の園
住所: 大阪府阪南市桑畑548-19
チェックイン・アウト: 要問い合わせ
料金: 無料
アクセス: -
ソロキャンに挑戦してみましょう
ソロキャンとはソロキャンプの略です。ソロキャンは、自分のペースで楽しめるだけでなく、自然を満喫できるなどアウトドアならではの魅力もあります。また、ソロキャンではキャンプ飯にこだわってみるのも醍醐味ではないでしょうか。
ソロキャンをするときにはいくつかの注意点もありますが、大自然の中で思いっきりリフレッシュしたいと思っている人にはおすすめです。
この記事を参考にして、ソロキャンにぜひ挑戦してみてください。