映画や舞台出演、アニメやゲームの声優、ナレーションやバラエティ番組のMCなどマルチな活躍を見せる前島亜美が21日、都内で写真集『白群』(発売中 3,300円税込 発売元:小学館)の発売記念イベントを開催。イベント前に囲み取材に応じた。
前島が2020年にデビュー10周年を迎えることを記念して制作が決まった本写真集。ソロ活動を開始してからは初の写真集となり、着物や浴衣などの和装から、大人っぽいドレス、また自身が通っている美容室で自ら髪の毛をカットするなど、前島のやってみたかったアイディアがふんだんに詰まった1冊となっている。
前島にとって約8年ぶりで通算3冊目の写真集となる本作。前作は中学生の頃に発売したそうで、前作との違いを聞かれた前島は「成人を迎えて大人になった姿を出せたというのと、大きく違うのは制作段階かなと思っておりまして、前回は制作チームのみなさんに決めていただいた作品を全力で取り組むという感じだったんですけど、今回はタイトルもそうですし、どんなお洋服を着るかとか、どういう写真を撮りたいかとか、写真のセレクトまでこだわって参加させていただきました」と明かし、「自分の手でみなさんの協力を得ながら作ったという感覚があるので、そこも大人になった部分なんじゃないかなと思います」と笑顔を見せた。
また、タイトルにもなっている『白群』に込めた思いを尋ねられると「写真集を作るにあたって"今の私"を切り取ろうということで、澄み渡った緊張感のある柔らかい私と、ピンとした緊張感のある私を表せたらという中で、海辺でも撮影をしたんですけれども、晴れもしない、雨も降りもしない絶妙な色合いがちょうど白群の色だなあと思いまして、白群の持つ柔らかさを写真集で表現できたらと思い、このタイトルを付けました」と答え、「幼いころから白群という色が好きだったので、いつか何かに使えたらと思っていたものを、念願の3冊目の写真集で使わせていただきました」と声を弾ませた。
写真集の見どころについては「最近は役を通して写真を撮っていただく機会が多かったので、素の前島のいろんな表情を楽しんでいただけるというのが1番のオススメかなと思っております」と話し、撮影は6月に伊豆と東京で計3日間かけて行ったそうで「久しぶりに温泉にも入ったりして、温泉で写真を撮ってお見せするのは初めてだったので緊張したんですけど、見どころにもなっているかなと思います」オススメ。写真集の出来栄えを聞かれると「誕生日にかけて1122点でお願いします(笑)」と自信を覗かせた。
加えて、撮影のために伸ばしていた髪を25cm切ったカットも収録されているそうで「断髪式もしました。生きやすくなったので切ってよかったなって思いますし、3日間の撮影の2日目の最後に切ったんですけど、心持ちも変わりまして、3日目に短い髪で撮った写真がお気に入りのものが多かったので、そこも見ていただきたいです」とアピール。
お気に入りには屋形船の上で赤い服を着ているカットを挙げ「最初は髪を結んでいたんですけど、撮影をしていくうちにテンションが上がってきて(カメラマンに) 『髪解いちゃいなよ』と言われてこのカットが生まれました」といい、衣装のように真っ赤に燃えるような恋をしてみたいかと追求されると「24歳にもなりましたし、いつかはと思っているんですけど、そのいつかが来るといいなと思います。(恋は)まだ白群です(笑)」と語った。 さらに、この日のイベントの翌日に24歳の誕生日を迎える前島は、24歳の抱負を聞かれると「私は12歳の頃にデビューをしてグループ活動を始めて、12年目になるんですけど、歌やダンスだけではなく、今は女優として舞台の活動をさせていただいたり、声優としてアニメの出演であったりナレーションであったり、いろんなお仕事をさせていただいておりまして、毎日ありがたいなと思いながら頑張らせていただいているんですけど、唯一無二のなんでもできる女優、声優になっていきたいなと思うので、24歳もそんな毎日を彩れるように頑張りたいと思います」と意気込み、「来年は寅年ということで、トラのように猪突猛進で頑張りたいなと思います。猪突猛進はイノシシですね(笑)」と笑顔を見せた。