『仮面ライダーリバイス』第12話「弱さは強さ!?無敵のジャンヌ!」(11月28日放送)で、主人公・五十嵐一輝(前田拳太郎)の妹・さくら(井本彩花)が「仮面ライダージャンヌ」に変身することが21日、発表された。
『仮面ライダーリバイス』は、“しあわせ湯”という銭湯を経営する五十嵐家を舞台にした物語。3人兄妹の長男・一輝は仮面ライダーリバイに変身して、世を乱す悪魔たちと戦っています。次男の大二(日向亘)は内なる悪魔との戦いを制し、第10話で仮面ライダーライブへと変身をとげた。
一方、幼いころから空手の鍛錬を積んできたさくらは、兄たちの戦いを目の当たりにし、自身も家族を守るために戦うことを望んでいた。11月21日放送の第11話で、さくらは謎の変身ベルト・リベラドライバーを入手。空手道場の師範代が事件に巻き込まれたことから戦いの場に赴くが、変身を試みたものの、なぜかベルトは彼女の願いを聞き入れることなく、結局変身することは叶わなかった。
次回第12話では、そんなさくらの心情を丁寧に追いながら、彼女がどうやって仮面ライダーへと変身を遂げるのかが描かれるという。強いものこそが正義であると信じ、自分は“無敵”だと思い込んできたさくら。変身失敗によって自らの弱さを突きつけられて苦しむが、いつ、どのようにして、彼女に“戦う力”が宿るのか!?
彼女が変身する仮面ライダージャンヌは、フランスに革命をもたらしたといわれる15世紀の少女ジャンヌ・ダルクの名を冠する仮面ライダー。彼女は『仮面ライダーリバイス』にどんな革命をもたらしてくれるのか!?
また、『仮面ライダーリバイス』に登場する仮面ライダーたちは悪魔との関係が、とても重要。一輝は自分の中に潜む悪魔・バイスと契約し、相棒になることで仮面ライダーリバイに変身し、大二はもう一人の自分である悪魔・カゲロウを制し、仮面ライダーライブに変身した。では、さくらの中に存在する悪魔とはどんな姿なのか!? 謎に包まれた悪魔の姿も、いよいよ第12話で明らかになる。
さくらを演じる井本彩花は、ついに変身する第12話のシナリオを開いた瞬間、「体全身の細胞がぶわっと奮い上がるような感覚になったのを覚えています。自分が仮面ライダーの歴史に名を刻めるんだと考えると、本当に凄いこと。今年いちばん、うれしい出来事です」と、喜びがこみ上げたことを告白。
今後、さくらは2人の兄とともに戦いの最前線に出ていくことになるが、井本は「空手ができる強い女の子というだけじゃなく、さくらの中に眠っていたものを表現していけたら。女性からも憧れられるようなヒーローを目指して頑張ります」と、さくらの内側ともしっかり向き合って演じ続けていく決意を表明した。
気になる変身ポーズは、「“空手”と“女性らしさ”、そして、忘れてはいけない“五十嵐ポーズ”を取り入れました!」とのこと。井本はいったいどんな“初変身”を見せてくれるのだろうか。
井本彩花(五十嵐さくら役)コメント
――さくらがいよいよ変身すると聞いたとき、どんなお気持ちでしたか?
まず、第12話の台本を開いてキャスト欄の“五十嵐さくら”の隣に“仮面ライダージャンヌ”という名前が並んでいるのを見た時に、体全身の細胞がぶわっと奮い上がるような感覚になったのを覚えています。とにかくテンションが上がりました。変身するとは聞いていたのですが、思っていたよりも時期が早かったので正直、心の準備ができていなかったです。自分が仮面ライダーの歴史に名を刻めるんだと考えると、本当に凄いことだなと思います。今年いちばん、うれしい出来事です。
――初変身シーンの撮影はいかがでしたか? どんなところに注目してほしいでしょうか?
本当は17歳のうちに初変身できる予定だったんですけど、スケジュールがズレて私の誕生日の日に撮影となったんですが、これもまた撮れなくなっちゃって、次のスケジュールでやっと初変身シーンを撮れました! 初変身のシーンを撮るまで長い道のりでしたね。私の変身ポーズは“空手”と“女性らしさ”、そして、忘れてはいけない“五十嵐ポーズ”を取り入れました! 変身ポーズはとても気に入っています!! 杉原監督、スーツアクターの宮澤さん、アクション監督の渡辺さんと一緒に考えました。皆さんの力を存分にお借りして出来た変身ポーズなので、とても感謝の気持ちでいっぱいです。
――仮面ライダージャンヌのビジュアルを見ていかがですか? 感想を教えてください!
個人的な第一印象なのですが、『仮面ライダー鎧武/ガイム』っぽいなと思いました。ビジュアルは全然似てないですけど、色味が紺とオレンジで、私の中で紺とオレンジは鎧武なんです(笑)。ジャンヌの色味はとても好きです。明るい紺色とオレンジ色で、目立ちそう。そして、かっこいいけど、かわいい……“かっこかわいい”です! 自分ではあまり分からないのですが、さくらとジャンヌは顔が似てるって言われました。ポニーテール、ニーハイブーツを履いているところがチャームポイントです!
――さくらの変身について、2人のお兄ちゃん=前田拳太郎さん、日向亘さんと話し合ったことは?
本当は初変身のシーンを撮る日まで、「変身ポーズは見せない! 当日楽しみにしてて!」って言っていたんですけど、撮影がズレちゃった事もあって、それができなかったのが残念でした(笑)。最近の撮影現場は、ほぼ3兄妹で一緒にいます。3兄妹でのシーンが増えて、うれしいです! もう本当のお兄ちゃんのようです。撮影の時、セリフが上手く言えなかったり、甘噛みしたら指摘しあって笑いあっています(笑)。笑いが絶えない楽しい現場です!
――今後、さくらは戦いの最前線に加わっていきますが、改めてさくらを演じていく意気込みをお願いします!
さくらもお兄ちゃんたちに仲間入りしました。これからお兄ちゃんたちと一緒に戦っていくことになります。空手ができる強い女の子というだけじゃなく、さくらの中に眠っていたものを表現していけたらなと思います。さくらは何でもできる完璧な女の子じゃないです。そのさくらのギャップを楽しんでいただけたらなと思います! 女性からも憧れられるようなヒーローを目指して頑張ります。
第12話『弱さは強さ!?無敵のジャンヌ!』あらすじ
変身に失敗してがく然とするさくら(井本彩花)は、怒った大二(日向亘)から「ベルトを渡せ」と迫られてショック。悔しいが言い返すことができず、とりなそうとした一輝(前田拳太郎)の制止も振り切って家を出てしまう。バイス(声・木村昴)は、そんなさくらから悪魔の気配を察知して……。その矢先、デッドマンズと結託して悪魔の量産を企む心理カウンセラー・灰谷天彦(柏原収史)は、さくらが通う空手道場の師範代・大森聖子(小野まりえ)を脅迫し、無理やり“プラナリア・デッドマン フェーズ2”に変え、再び街で暴れはじめる。
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