ラディウスは、業界最高クラスをうたう低遅延モードや、ノイズキャンセリング(NC)機能を搭載した完全ワイヤレスイヤホン「HP-P100BT」を発表。2021年12月～2022年1月頃の発売を目指す。価格はオープンプライスで、店頭価格は16,500円前後を見込む。カラーはブラック、ブルー、ホワイトの3色。

  • HP-P100BT(ブルー)

  • HP-P100BT(左からブラック、ブルー、ホワイト)

業界最高クラスの約40ms(0.04秒)という遅延の少なさを実現し、ゲームプレイに適した「低遅延モード」を搭載。1秒あたり60フレームの映像であれば、遅延を3フレーム程度まで抑えられるとする。

通常、Bluetoothイヤホンで音声を再生するとき、スマホなどの送信側とイヤホンなどの受信側との間では、音声データを複数回送受信し、正しく行われたかどうかを判断して、途切れなく音声を再生する処理が行われる。この処理時間が大きくなることで、映像よりも音声が遅延する音ズレが発生する。

HP-P100BTの低遅延モードでは、音声データの送受信回数を最適化することによる音ズレの抑制を実現。接続機器とのコーデックの種類に依存しないため、機器も選ばず低遅延性能を体感できるという。Bluetooth 5.1に準拠し、対応コーデックはSBCとAAC。

10mm径という大口径のダイナミック型ドライバーを搭載しており、ゲームにも適した繊細でリッチなサウンドチューニングを施した。ゲーム中は音の指向性を損なうことなく、FPS(ファーストパーソン・シューティングゲーム)などの銃声や足音を正確に把握でき、ボイスチャットも鮮明な音声で行えるとする。

集音マイクを左右イヤホンに各2基搭載。フィードバック方式とフィードフォワード方式を組み合わせたハイブリッドタイプのNC機能と、イヤホンを装着したまま周囲の音を確認できるアンビエントサウンドモード(外音取り込み機能)が利用できる。

NC機能では、周囲の音を拾うフィードフォワードマイクと、鼓膜に近い位置の音を拾うフィードバックマイクを組み合わせて騒音を抑える。特に60Hz近くの周波数帯域にフォーカスし、電車内の振動音や飛行機の機内音に対して高い効果を発揮するとしている。

イヤホン本体はIPX5の防滴対応。さまざまな耳の形状にフィットするデザインを採用している。内蔵センサーによるタッチ操作をサポート。内蔵マイクによるハンズフリー通話にも対応する。

連続再生時間は、イヤホン単体で最大約6時間、付属の充電ケースと組み合わせると最大21時間(Sound Controlオン時)。Sound Controlオフ時は、単体で最大約6.5時間、充電ケースと組み合わせて最大22時間。S/M/Lの3サイズのイヤーピースと、充電用USB Type-Cケーブルなどが付属する。

  • 付属の充電ケースに収めたところ