俳優の佐藤健と神木隆之介が、12月21日にNHK総合で放送される歴史教養番組『バタフライエフェクト あの日があるから今がある』(19:57~20:42)にナビゲーターとして出演することが19日、発表された。

  • 佐藤健と神木隆之介

この番組は、『映像の世紀プレミアム』の制作チームがアーカイブス映像を駆使して、現代史をドラマチックに描く歴史教養番組。

「バタフライエフェクト」という言葉は、本来はカオス理論の用語だが、“蝶の羽ばたきが、巡り巡って竜巻を起こす”という意味でも使われる。一人ひとりのささやかな営みが、時空を越えて大きな出来事を引き起こす。歴史は、このバタフライエフェクトの積み重ねと言えるかもしれない。この番組は、世界の歴史を、バタフライエフェクトという観点から見直してみようという試みだ。

今回のバタフライエフェクトの出発点は、1961年のドイツ・ベルリン。ベルリンの壁の向こう側に残した恋人を取り戻そうとする、ひとりの若者の愛から物語は始まる。その後、彼の愛は、さまざまな奇跡を世界に引き起こしていく。ヨーロッパをひとつにしたEU統合、日本人女性宇宙飛行士の誕生...。発掘した貴重なアーカイブス映像を駆使した、壮大なバタフライエフェクトに注目だ。

佐藤と神木のコメントは以下の通り。

■佐藤健

学生時代、暗記が多くて歴史の勉強は苦手でしたが、人と人との出会いで歴史は動いていくと説明されるとがぜん興味がわきます。歴史上の人物も自分と同じ人間だし、間違いなく今の世界とつながっている。自分の人生を振り返ってみても、あの日がなかったら今の自分はなかったなあという日がたくさんあります。人との出会いが今の自分を作ってくれています。視聴者のみなさんと一緒になって、時空を越えたバタフライエフェクトに感動しながら、番組を楽しくお伝えできたらと思います。

■神木隆之介

歴史の教科書には、大きな出来事しか載っていませんよね。出来事を、年号や人の名前だけで説明されてもなかなか興味が持てず、歴史の勉強は苦手でした。この番組は、教科書には載らないようなラブストーリーから始まると聞き、ワクワクしています。そのラブストーリーがいろいろな出来事を引き起こし、その後の世界を変えていく。そう考えると、今の自分の仕事も未来の誰かの人生を変えることがあるかも...と、何だか励まされます。健くんとともに、感動の物語をお伝えできたら良いなと思います。