ヤマハ発動機は2022年3月、「TMAX」および「TMAX Tech MAX」をモデルチェンジして欧州で発売する。11月25日からはイタリア・ミラノで開催される「EICMA」(国際モーターサイクルエキシビション)に出展。日本での発売は2022年夏以降の予定だ。
「TMAX」「TMAX Tech MAX」は、スポーティーな走行性能とオートマチックの利便性を高い次元でバランスさせたオートマチックスポーツコミューター。発売21年目を迎えるロングセラーの「TMAX」2022年モデルは、“Maximize the Moment"をコンセプトに開発した。
新たな特徴は、(1)「TMAX」らしいスポーティーさを受け継ぎながら一回りコンパクトになったオールニューのスタイリング、(2)スマートフォンと接続し、ツーリングの楽しさを拡張する7インチ高輝度TFTカラーディスプレイ、(3)10本スポークの軽量“SPINFORGED WHEEL(スピンフォージドホイール)"と新タイヤの採用、サスペンションセッティング変更による走行性能の向上、(4)走行性能に調和させた新ライディングポジション、(5)ボタンプッシュで3段階調整(±15㎜)可能なアジャスト式バックレスト、(6)同社初の電動タンクキャップなどエルゴノミクスに配慮した新しい機能・装備、(7)整数倍音に着目したサウンドチューニング、などとなる。
「TMAX Tech MAX」は「TMAX」をベースに、クルーズコントロールシステム、電動調整式スクリーン、グリップウォーマー、メインシートヒーター、調整機能付きリアサスペンション、夜間の視認をサポートする光るスイッチ(一部「TMAX」にも採用)を搭載し、快適性を高めた上級モデルとなる。