「もっといい部屋に引っ越したい」「マイホームが欲しい」「いい車に乗りたい!」「世界一周したい」などなど、いろいろと夢を描いてみたところで、どれもこれも”お金がかかる”と諦めてしまう人も多いのではないでしょうか?
しかし、諦める必要はないかもしれませんよ。
ある夢のために、20代にして1000万円、30歳で1200万円の貯金に成功したという、とーこさん(@tokotokoto_ko150)の家計簿を参考にしてみてはいかがでしょうか。
毎月の手取り28万円のうち15万円を貯金し、生活費として4万円、自由費として7万円、特別費として2万円を回していらっしゃるとのこと。
中でも生活費をわずか4万円におさめているというのは凄いですね。旦那様が負担されているという住居費はともかく、生活費に含まれる「食費」(2万円)、「光熱費」(1.5万円)、「通信費」(4,000円)が安い! しかも「日用品」にいたっては「ゼロ」円というから驚きです。その上、毎月15万円を目標に先取貯金を9万円、NISAを3万円、財形貯金を3万円と勝手に毎月お金が貯まっていく仕組みを作っていらっしゃいます。
これは、相当しんどい節約をしていらっしゃるのかと思いきや、「デート費」や「娯楽費」「美容費」なども確保されていて、お金の使いどころのONとOFFがしっかりとされているように感じました。
いずれにせよ、貯金に対する強い意志がないと続かないと思うのですが、なぜ、本気の貯金を始めようと思われたのでしょうか? 投稿者のとーこさんにインタビューしてみました。
―― 30歳で貯金額が1200万円というのが本当にすごい!! と思ったのですが、どれくらいの期間で1200万円を貯めることができたのでしょうか? 資産形成を始めようと思われたきっかけについても教えていただけるとうれしいです。
とーこさん:学生の頃から貯金を意識し、30歳までにコツコツ12年間ほど貯めてきました。計画的に考えたのは社会人1年目の時なので、そこからだともうすぐ丸8年です。
▼大体の貯金額
高校生~大学生の7年間のバイト代で200万円、
社会人以降は手取28万円の中で
1年目~3年目で年120万円ずつ、
社会人4年目以降は年180万貯めてました。
貯金を意識したきっかけは中学生の頃に「ディズニーで結婚式を挙げたい!」と憧れをもったことです。当時はお金のことなど全くわかっていなかったのですが「たくさんお金が必要だろう=1000万貯める!」と決めました。そこから貯金や節約が自然と身に付き、社会人になったときに「30歳までに叶えるとしたら、毎月いくら貯金すべきなのか」と具体的に計画を立てました。
―― 日用品と食費の安さに驚いたのですが、お二人分の金額でしょうか? 実践されている節約法があれば教えていただけるとうれしいです。
とーこさん:食費は夫婦二人で月2万円です。
4000円×5週を目安に週1回スーパーでまとめ買いしています。お米とお肉は二人それぞれのふるさと納税、麺類や調味料は所謂「ポイ活」で貯めたポイントを使って現金0です。
ただ、食費に関しては我が家はかなり節約しているかも…
平日は仕事で忙しいのを言い訳に、朝は食べず、昼は手作りお弁当か麺類、夜ご飯はお茶漬けや卵かけご飯だけの日もあります(笑) そのかわり時間のある土日は少しだけ豪華にしてますが、子どもがいたらさすがにできない節約術ですね…お恥ずかしい…。
日用品も所謂「ポイ活」でポイントを駆使して現金は0円です。そんなの無理だろう、と思っていましたがなんだかんだ3年以上続いています。
―― 最後に、共働きで働きながら節約を続けるのは本当に大変だと思うのですが、どうして継続することができていると思われますか? 節約生活が続かない、がんばっているけれどお金が貯まらないという方にアドバイスがあれば教えてください。
とーこさん: 継続できるのは「(1)仕組みを作ったから」と「(2)目標の為」だと思います。
(1)仕組みを作ったから
貯金、NISA、投資用の口座を作り、毎月給与の半分が自動的に振り込まれるようにしています。最初の手続きは面倒でしたが、それ以降何もせずとも毎月勝手に貯金できるので楽ですし、残った給与だけでやりくりしなきゃと意識できるので(笑)オススメです。
②目標の為
お金は目標を叶える手段だと考えていて、叶えたい目標を決めることでモチベーションを保っています。私の場合は、学生の頃からディズニーで結婚式したい! という夢があったので頑張れました。どんなに疲れた日でもお弁当は作りますし、外食もしません。コーヒーが飲みたくなってもスタバではなくコンビニ、ポイントが貰えるなら気軽にキャンペーンにも参加しています。でもそれは、私にとって苦痛ではなく、自分にとっての夢に近づく一歩だと思って楽しめています。
例えば「1年後に12万円で旅行する」と決めたとして毎月1万円、今の生活の何を変えたら貯められるかを考えてみると「ただ我慢して節約してる」よりも面白くないでしょうか? 目標を決めると、自分がすべきことが見えてくるので継続しやすくなると思います。
「ディズニーで結婚式を挙げたい!」という夢に向かって、高校生のアルバイト時代からコツコツと貯蓄されていたというとーこさん。本当にすごいですね。実現したい夢のある方は、ぜひ、参考になさってくださいね。