ディズニー映画やアニメで有名な『アラジン』。

「空飛ぶ魔法の絨毯」や「魔法のランプをこすると現れる魔人のジーニー」などが登場し、そのアラビアンな世界観には子供だけでなく大人までも魅了されてしまいます。

一度はその世界に行ってみたい……と考えている方も多いのではないでしょうか。

現在、ツイッター上ではこんなアラビアンな写真が現れ、大注目を集めています。

エジプトのアラビアンランプ屋が醸し出す
まるでお伽話のような世界を見てほしい。 (@UN_couple0804より引用)

  • (@UN_couple0804より引用)

  • (@UN_couple0804より引用)

投稿したのは、国際機関の職員で、休暇中には海外の風景や日常写真を撮っている「こくれん夫婦の休暇(@UN_couple0804)」さん。

今回話題となっている写真には、市場の一角にアラビアンランプが無数に灯り、まるで『アラジン』に出てきそうなファンタジーな世界観が広がっています。

  • (@UN_couple0804より引用)

  • (@UN_couple0804より引用)

この幻想的な写真に多くのツイッター民が大興奮。ツイートは1.1万件のリツイート、5.6万件のいいねを獲得(11月17日時点)し、コメントも多数寄せられました。

「アラジンの世界って実在するんだ〜って思いました! 」

「宝石箱みたいですね!! 本当に綺麗です」

「こんなにたくさんのランプが! 素敵な場所ですね! いつか行ってみたいです(^-^)」

「すごい!! リアルアラジンの世界はアニメよりもっと綺麗で驚きです!! まさに万華鏡の夢ですね…!! 」

「わぁ~~! アラジンの世界に迷い込んだみたいです! 」

「市場の照明も素敵で、ディズニー映画にも出てきそうですね(^-^)」

「圧巻ですね!! 美しくて何個も欲しくなりそうです!! 」

「このアジアンなカラフル雑多感最高ですね…! 行ってみたい(^-^)」

「映画みたい〜! エジプト行って見たい! 」

「ランプ好きには堪りません。時間を忘れてずっと眺めてしまいそう。」

「俺ここに住みたい」

「小さい頃、アラジンの映画の世界観が、私にはこう見えてた!! 」

「見た瞬間、実写版アラジンのアラビアンナイトが聴こえてきた」

「コロナ明けたら絶対行く! 」

「どっかにジニーが隠れていそう」

撮影者さんに聞いてみた

しかし、この絵に描いたようなアラビアンな場所は、いったいエジプトのどこに存在するのでしょう? 投稿者のこくれん夫婦の休暇さんにお話を聞いてみました。

ーーこくれん夫婦の休暇さんはエジプトにお住まいなのでしょうか?

一時的にエジプトに滞在しています。仕事の関係上、次の任地に必要なビザや渡航の手続きが完了するのを待機している状態で、任地に派遣されるまでの間はエジプトからテレワークを行っています。その期間中のお休みにこちらの場所を訪れました。

ーーこのランプの写真はどこで撮影されたものなのでしょう?

世界遺産にも登録されているカイロ歴史地区にあるハーン・ハリーリ(Khan El Khalili)と呼ばれる市場です。

様々な品物が扱われており、ランプのほかにも金属細工、スパイス、民族衣装、シーシャ(水たばこ)、食器や宝石類などがあります。
土産物屋のほかにも歴史あるカフェやレストランがあり、旅行者に人気の観光名所です。

バザールやスークとも呼ばれる市場の中は細い道が曲がりくねりながら何本にも分岐しており、裏道では買い物やおしゃべりをしている地元の方々の日常も垣間見ることができます。

ーーハーン・ハリーリを訪れた際の感想を、改めてお聞かせください。

迷路のような細い道を妻と一緒に散々迷いながら辿り着いた場所なので、とても感動したのを覚えています。

到着後、まずランプを購入したためか、店員さんやオーナーさんもその後の写真撮影に積極的すぎるくらいに協力してくれ、ほとんど全てのランプを灯してくれました。

ランプ点灯後の光景には本当に圧倒されました。14世紀末からあるといわれる市場の歴史的な景観と、異国情緒ある様々な色や模様のランプがとてもマッチしており、まるでお伽話やファンタジーの世界に迷い込んだかのような感覚でした。


ちなみに、なんとこの綺麗な写真を撮影したのは一眼レフではなく、「iPhone11」とのこと!

「行ってみたい」という声が多く寄せられていますが、こくれん夫婦の休暇さんは“撮影にあたっての注意事項”として、以下のようにも教えてくださいました。

エジプトはカメラや機材に厳しい側面があり、場所によって禁止事項や機材の押収などもあります。
宗教や文化的な配慮が必要であったり、無断で撮影を行うとトラブルの原因になったりもするので、事前に入念な下調べと準備をおすすめします。

訪れた際は、マナーに注意しつつ、存分にその世界観に酔いしれたいものですね。