女優の芳根京子が18日、都内で行われたアニメーション映画『ボス・ベイビー ファミリー・ミッション』(12月17日公開)の吹替版 完成披露試写会に出席。本作で8歳の女の子・タビサを演じ、歌唱シーンにも挑戦した芳根は「心を込めて歌わせていただきました」と語った。

  • 芳根京子

本作は、興行収入34億円超の大ヒットを記録し、ドリームワークス・アニメーション史上日本歴代No.1に輝いた『ボス・ベイビー』(2018)の続編。

イベントには、前作に続きボス・ベイビーを演じたムロツヨシ、ボス・ベイビーの兄ティムを演じた宮野真守、前作ではティムの子供時代を演じ、今作ではティムの長女タビサ(8歳)を演じた芳根京子、そして本作から初登場となるボス・レディ役の多部未華子が出席。全員がスーツ&サングラス姿の“ボスルック”で登場した。

前作から役が変わった芳根は「まさか今回、役が変わるとは思っていませんでした」と告白。「ティムはすごい自然体でやったので、どうしよう今回と思って。ティムとも変えないといけないし、とはいえそんな技術持ってないし、監督と相談させてもらいながら作っていきました」と説明した。

注目してほしいシーンの話題になると、ムロが芳根演じるタビサの歌唱シーンを挙げ、「すごく沁みると思うので沁みてください」とメッセージ。芳根自身も「『歌、聞いてください』と言おうと思っていました」と照れ笑いを浮かべながら話し、「頑張りましたので、お手柔らかにお願いします。歌は役でしか歌ったことがないので。タビサは歌が苦手な意識がある女の子。『心を込めて歌ってください』と監督に言われたことで救われて、心を込めて歌わせていただきました」と語った。

本作の舞台は、前作の25年後の世界。大人になったボス・ベイビーと兄ティムの元に、「悪の天才博士が世界征服を企んでいる」という情報をキャッチしたベイビー社から、ティムの次女ティナが「ボス・レディ」として派遣される。ボス・レディは、疎遠だった2人をスーパーミルクで赤ちゃん返りさせ、おなじみの兄弟2人組として潜入捜査に向かわせることに。見た目は赤ちゃん、中身は本当におっさんの2人が、史上最大のミッションに立ち向かう。