『映画 すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ』(11月5日公開)の大ひっと御礼舞台挨拶が18日に都内で行われ、井ノ原快彦、大森貴弘監督、すみっコ(とかげ、とんかつ、えびふらいのしっぽ)が登場した。
同作は「たれぱんだ」「リラックマ」などで知られるサンエックスのキャラクターで、「日本キャラクター大賞2019」グランプリを受賞するなど人気の「すみっコ」映画第2弾。「5年に1度おとずれる、青い大満月の夜。 魔法使いたちが町にやってきて、夢を叶えてくれる」という伝説のとおり、すみっコたちの町に魔法使いの5人きょうだいが舞い下りてきたことによって起こる騒動を描く。
11月1日にV6の解散を迎えた井ノ原は「グループを組んだことはあったんですけど、解散したのは初めてだったから、どんな感じだろうとずっと思ってたんですけども、何だろう? 学校を卒業しても学校が残ってるみたいな……うまいこと言えないですけど、『卒業してみんな離れ離れでも、学校はあるからな』みたいな。そんな存在で残っている感じがします」と心境を吐露する。さらに「今日は岡田くんの誕生日なんですよ」と紹介すると、会場から拍手が沸き起こり「今日イチの拍手出ました」と笑顔を見せた。
井ノ原は今回初対面となった「えびふらいのしっぽ」を触り続け「甲殻類なんでね、油も使ってて、ちょっとベタベタしますね」と感想を述べる。前から"推し"だと公言しており「僕はエビフライのしっぽを必ず食べる派なので、残す人の気持ちがわからない」と語る井ノ原は、「改めて見直してみたらえびふらいのしっぽはちょっとみんなより小さいじゃないですか。どういう感じで来るんだと思ったら、やっぱりちょっとちっちゃかったから、安心しました」と喜ぶ。
一方、前回のイベントでは「とかげ」に推し変したという話もあり、井ノ原は「いや、そうですね。ちょっと複雑な三角関係で。あの時はそういうこと言うじゃないですか、やっぱり(とかげが)目の前にいたら」と動揺。「(えびふらいのしっぽの)楽屋にもちょっとご挨拶に行けなかったんですけども、改めてこうやってお会いすると、やっぱり(推しは)えびふらいのしっぽだなと思いますし、同時に今回の映画ではやっぱりとかげさんに共感、感情移入してしまいましたので、これからも見守って応援していきたいと思っています」と両方にいい顔を見せる。釈然としないとかげの様子を見て、井ノ原は「本当にあの時は本気でしたから」と言いつつも、「すみません、後で楽屋行きます」と謝罪していた。
この日は主題歌を務めるBUMP OF CHICKENからのメッセージ映像も流れ、「しろくま」「ざっそう」「ぺんぎん?」「たぴおか」とメンバーそれぞれの"推し"の名前が挙がる中、登壇すみっコが誰も選ばれず落ち込む一幕も。井ノ原は「そんなまあ落ち込むなよ。1人も出てこなかったけどさ」と慰め、「BUMP OF CHICKENさんって、あんなトークまとめてくださる人たちだったんですね。しかもちょっとすみっコ上級者の会話でしたね」と感心。また、トーク中はえびふらいのしっぽを優しく撫でていた井ノ原だったが、退場時には突然とかげに抱きつくなど、複雑な関係を見せていた。