MMDLaboは11月17日、「テレワークにおけるデジタル端末の利用に関する調査」の結果を発表した。調査は11月14日、スマートフォンを所有する20歳~59歳のテレワークをしている会社員(正社員、契約社員、派遣社員)445名を対象にインターネットで行われた。
現在テレワークで使用しているデジタル端末について聞いたところ、「テレワークになったが、もともと会社で利用していたデジタル端末をそのまま使用している」が52.4%と最も多く、次いで「テレワークになったので、会社から新しいデジタル端末を支給された」(28.3%)、「テレワークになったが、私物のデジタル端末を使用している」(15.5%)という結果に。
また、「私物の端末で業務利用したことがある」という人は64.7%。うち業務利用した経験があるツールの上位 は「メール」「ビデオ通話/WEB通話」「チャット」となった。
続いて、テレワークや職場以外で仕事をする際にセキュリティ面で気を付けていることを聞いたところ(複数回答)、「ウイルス感染の被害にあう」と「端末の盗難・紛失」が37.3%と最も多く、次いで「メールを誤送信してしまう」が34.2%となった。
テレワークを行ったことがある場所については、通常業務は「自宅」が65.8%を占め、Zoomなどのビデオ通話・会議では「自宅」が68.5%という結果に。自宅以外の場所としては、通常業務では、「カフェなどの飲食店」「ホテル」「休憩スペースや公園などのベンチ」が上位に。一方、Zoomなどのビデオ通話・会議では「ホテル」「シェアオフィス」「コワーキングスペース」が上位となった。
他の人(他社)の業務作業が見えたり、話が聞こえてしまったことがあるものを「パソコンでの作業が見えた」「スマートフォンでの作業が見えた」「話しが聞こえた」の3つの項目にわけて聞いたところ、「パソコンでの作業が見えた」では、「カフェなどの飲食店」(22.5%)や「電車やバスなどの公共交通機関」(22.0%)で多く、「スマートフォンでの作業が見えた」場所としては、「電車やバスなどの公共交通機関」が17.8%と最も多く、次いで「カフェなどの飲食店」(11.0%)、「自宅」(9.2%)という結果に。また、「話しが聞こえた」では、「カフェなどの飲食店」(23.6%)や「電車やバスなどの公共交通機関」(21.3%)で多いことがわかった。