俳優の田中圭が、来週25日(21:00~)放送のテレビ朝日系ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』第7話に4年ぶりの出演を果たす。
第1シリーズ(2012年)で新米外科医・森本光を演じた田中。その後、第5シリーズ(2017年)にもレギュラー出演し、“ほんの少し成長した森本”を演じたが、4年ぶりの出演で“あっと驚く森本の現在”を見せる。
第1シリーズでは失敗しない外科医・大門未知子(米倉)に憧れ、外科修行のためアメリカへ旅立つほどの熱意を見せた森本だが、未知子には腕も自信も到底及ばず、5年後の第5シリーズでもポンコツぶりをたびたび発揮。ところが現在は動画配信がバズり、多大な影響力を持つ医療系インフルエンサーになっていた。東帝大学病院のブランディング強化を目論む蜂須賀隆太郎(野村萬斎)と手を組んで精力的な広報活動を展開する一方、未知子に対しても「これからの医者の武器はメスじゃない。影響力だ」と大口を叩く。
第1シリーズから10年、主演ドラマ『おっさんずラブ』シリーズが大反響を呼び人気俳優となった田中。4年ぶりに撮影を共にした米倉は「圭ちゃんのお芝居は第1シリーズのときと変わらず、さすがの安定感があって、久しぶりとは思えない居心地のよさを感じました。と同時に、“俳優さんとしてさらに大きくなったな!”と。実際、身長も高くなったと錯覚したくらいです!」と感慨深げに語った。
■田中圭 コメント
僕は一回の失敗で学べるタイプじゃなく、同じ失敗をちょっとずつ何回も繰り返しながら、だんだん濃度が薄くなっていくタイプ。失敗するたびに後悔もするし、失敗しないことにはめちゃくちゃ憧れます。だから、失敗しない大門未知子は僕にとっても憧れの存在なんですよ。そんな大門先生のそばにいられる森本は、愛着があるキャラクター。まさかまた戻ってこられるとは思っていなかったので、素直にすごくうれしいです。
『ドクターX』の現場は4年ぶりですけど、初日から皆さんが温かく迎え入れてくださったので、本当に以前と変わらず和気あいあいとした空気感の中、撮影に参加させていただいてます。米倉(涼子)さんも全然お変わりなく、きれいで力強くて、「この人は何なんだろう!? すげぇな~」と思いました(笑)。大好きな姉さんなので、またご一緒できてうれしかったです。
そんな中、僕が演じる森本は以前とはちょっと変わりました! 影響力を手に入れて、わかりやすく迷子になっているというか、ちょっと調子に乗っているというか……(笑)。僕自身もいろいろ迷った末に、今回は“ちょっとイタくなってる森本像”を作りました。視聴者の皆さんにも、今までとはちょっと毛色の違う森本と、相変わらずのポンコツぶりを楽しんでいただけたらなって思います。
ちなみに、僕もこの10年で年を取りましたし、さすがに失敗も徐々に減ってきたかな、と(笑)。10年前と比べたら“成功できる力”も身につけているはずなので、これからは失敗を恐れるよりも、「成功させたい!」という思いで何事にも前向きにトライしたい。『ドクターX』にもあともう一回くらいは呼んでいただけたら、うれしいです(笑)。