フジテレビのドキュメンタリー番組『連続ドキュメンタリー RIDE ON TIME』では、株式会社TOKIOに9カ月密着した様子を、26日(25:05~)から放送する。

  • (左から)国分太一、松岡昌宏、城島茂=フジテレビ提供

TOKIOは1994年、当時のアイドルとしては珍しいロックバンドスタイルでCDデビュー。26年以上続くレギュラー番組『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ)では、人が住まなくなった古民家を修築、その周りの土地を耕し農作業に励む村づくりや、無人島の開拓などに体当たりで挑んできた。その姿は、子どもから大人まで幅広い層に親しまれ愛されている。

デビューから今年で27年、彼らが新たなステージとして選んだのが株式会社の設立だった。社長を城島茂、副社長兼企画担当を国分太一、副社長兼広報担当を松岡昌宏が務め、掲げた事業コンセプトは「なんでもつくろう!」。城島は「手作りは、温もりだったり、その思い、生きた証だったり。どういうものを残せるのかな、どういうものを作れるかなという期待感がありますね」と意欲を語る。

今年3月、彼らは福島県の山中にいた。会社始動にあたってまず行なったのは、木製の名刺を制作すること。そこで自分たちで素材となる杉の木を伐採。加工も自らの手で行い、厚さ1センチほどの名刺を作り上げた。そこに刻まれた会社のロゴも国分がデザイン。「自分たちの手を動かしてるっていうことで、自信になっている部分もあると思うんですよね。達成感と誇りと。僕ららしさ、オリジナリティーみたいなのが、評価されていくのかなって」と語る。

松岡は「自分で作ったものであれば文句の言いようもあるんですけど、そこを人に任すと文句を言えないじゃないですか。そこに責任というのがかかってくると思うので。それは自分たちに課した方がいいだろう」と強い覚悟を明かした。

そして4月1日、彼らはバンド名だった「TOKIO」を会社名に掲げ活動するという、全く新しい道を進み始めた。社長の城島は「50歳で株式会社っていう新たなアプローチができることに対してのワクワク感っていうか。確かに会社って作ったことないなって。TOKIOにしかできない開拓の道を、新たな道を作るべきだ」と意気込みを語った。

タレントとして実績を重ねてきた中で選びとった、人生をかけた大きな挑戦。自ら汗をかき、手を動かし、思いを重ねる…そんな3人の奮闘の9カ月を追う。

(C)フジテレビ