京都鉄道博物館は16日、12月開催のイベントについて発表した。同館の展示車両500系(500系新幹線電車521形1号車)の車内を土日祝日限定で公開するなど、さまざまな催しを用意している。
500系新幹線電車521形1号車は、カワセミの口ばしの形状からヒントを得て先頭部を設計した車両で、世界で初めて営業運転で300km/hを実現した。普段は車内を公開していないが、12月中の土日祝日の10時から16時30分までに限り、内部を見学できる。
12月4日からは、京都鉄道博物館の前身である交通科学博物館の歴史を振り返る収蔵資料展「なつかしの交通科学博物館 ~大阪環状線とともに~」を開催する。館名看板や開館時のテープカット品一式、閉館記念ヘッドマークなど展示されるという。開催期間は2022年4月3日までとなる。
12月18・19日は、大阪環状線開業60周年を記念したこども向けワークショップとして、同線を走行している車両をモチーフにした缶バッジを作る体験を実施。1日14回実施し、各回4組が参加できる。参加無料となっており、午前の分は当日10時から、午後の分は13時から整理券を配布する。