日本を代表するクラフトビールメーカーCOEDO(コエド)が、作家・村上春樹氏がDJをつとめる音楽番組「村上RADIO」(TOKYOFM)とコラボレーションした特別なビールが発売され話題を集めている。

  • クラフトビールメーカーCOEDOと作家・村上春樹氏がDJをつとめる音楽番組「村上RADIO」のコラボビールが登場

村上RADIO × COEDOのこだわりビール

商品は、村上氏のデビュー作である小説『風の歌を聴け』から名付けられたゴールデンエールスタイルの『風歌-Kazeuta-』と、『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』作中の「やみくろ」から名付けられたポータースタイルの『闇黒-Yamikuro-』の2種類。村上氏がCOEDOの様々なビールをテイスティングしたうえで方向性を決め、COEDOのビール職人がオリジナルのレシピで醸造したという。

『風歌-Kazeuta-』は、ペール・ゴールドに純白の泡、モルト由来のコクと甘味にフローラルや柑橘、松やヒノキのようなフレッシュなホップアロマが軽く感じられるゴールデンエール。口当たり爽やかな、すっきりとした飲み口で飽きの来ない味わい。グラスに注ぐと香りが立ち、喉ごしも後味もすごく良い。心地良い余韻に浸りながら楽しめるビールだ。

  • 心地よく余韻に浸りながら楽しめた『風歌-Kazeuta-』

  • フジモトマサル氏のイラストがラベルに使用されているのもファンには嬉しい

『闇黒-Yamikuro-』は落ち着きのある穏やかな黒色に柔らかな茶白色の泡、複数のモルトをブレンドし、カカオやコーヒーを彷彿とする香ばしいモルトのコクが感じられるとともに、柑橘やハーバルなホップアロマがほのかに香る。飲んだ瞬間、「おっ!」と思うぐらいにコクのある味。どっしりとした飲み応えを感じられる黒ビールで、かなりクセになりそうな美味しさだった。共に個性的で抜群の味わいだったが、筆者は『闇黒-Yamikuro-』をよりおすすめしたい。

  • コク深くどっしりとした飲み応えのある『闇黒-Yamikuro-』

  • 飲み終わったら飾っておきたくなるお洒落な瓶

どちらもイラストレーター、フジモトマサル氏のイラストがラベルに使用されたお洒落な瓶も印象的。休日の午後に飲みながら、村上氏の小説を読み返してみるとさらに美味しく感じられそうだ。商品はCOEDO ONLINE SHOP公式通販のほか、全国の酒店で発売中。クラフトビールファンも、村上春樹ファンも、是非味わってみてほしい。