Z690搭載マザーにはmicroATXモデルも

先週に引き続き、今週もIntel Z690チップセットを搭載するマザーボードが各社から多数発売されている。今週発売された製品は、メモリにDDR4を採用しているものが多い。第12世代Core「Alder Lake」はDDR5メモリへの対応が大きなウリの1つであるものの、現在、極端な品薄が続いており、入手性や価格を考えるとDDR4の選択もアリだろう。

メーカー 製品名 メモリ サイズ 価格
ASUS ROG Strix Z690-A Gaming WIFI D4 DDR4 ATX 45,000円前後
GIGABYTE Z690 Aorus Master DDR5 E-ATX 74,500円前後
GIGABYTE Z690M Aorus Elite DDR4 DDR4 mATX 27,500円前後
MSI MPG Z690 Edge WIFI DDR4 DDR4 ATX 42,000円前後
MSI Pro Z690-A WIFI DDR5 ATX 34,000円前後
MSI Pro Z690-A DDR4 DDR4 ATX 29,000円前後
ASRock Z690 Extreme WiFi 6E DDR4 ATX 39,500円前後
ASRock Z690 Steel Legend WiFi 6E DDR4 ATX 37,000円前後

ASUSのROGブランドからは、DDR4モデルとなる「ROG Strix Z690-A Gaming WIFI D4」が登場した。Dr.MOSの16+1フェーズ電源を搭載し、基板上には4つのM.2スロットを用意。シルバーのヒートシンクによるスタイリッシュな外観も特徴的だ。DDR4メモリでハイエンド構成にする場合などに良いだろう。

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    ASUSの「ROG Strix Z690-A Gaming WIFI D4」。ROGからDDR4モデルが登場した

  • バックパネルには、DisplayPort、HDMI、2.5GbE、USB3.2(Gen2x2)などを搭載

GIGABYTEからは、microATXモデルの「Z690M Aorus Elite DDR4」が登場した。microATXながら、M.2は3スロットも搭載。ミニタワーでマシンを組む場合には、貴重な選択肢になるだろう。また、E-ATXのハイエンドモデル「Z690 Aorus Master」も発売。19+1+2フェーズ電源等のスペックは非常に強力だ。

  • GIGABYTEの「Z690M Aorus Elite DDR4」。初のmicroATXモデルで価格も安い

  • こちらは「Z690 Aorus Master」。DDR5メモリを採用したハイエンドモデルだ

MSIは、ビジネス向けの「Pro」シリーズから2モデルが新発売。DDR5版の「Pro Z690-A WIFI」とDDR4版の「Pro Z690-A DDR4」があり、コスパの良いモデルとなっている。またゲーミング向けでは、DDR4の上位モデル「MPG Z690 Edge WIFI DDR4」も登場している。

  • MSIの「Pro Z690-A WIFI」。ビジネス向けらしい落ち着いた外観になっている

  • こちらは「MPG Z690 EDGE WIFI DDR4」。16+1+1フェーズ電源などを搭載する

Z590採用のマイニング向けマザー

BIOSTARの「TZ590-BTC Duo」は、マイニング向けのZ590チップセット搭載マザーボード。最大9枚のグラフィックスカードを接続できるほか、SATA×10ポートとM.2×4スロットも備え、ストレージマイニングにも適しているという。電源はデュアル構成に対応し、安定した電力供給が可能だ。価格は28,000円前後。

  • BIOSTARの「TZ590-BTC Duo」。ストレージ用のI/Oが多いのも大きな特徴だ

  • バックパネルI/Oはシンプルな構成だ。HDMI、VGA、GbEなどを搭載する

コスパが向上した低価格M.2 NVMe SSD

Western Digitalの「WD Blue SN570」は、エントリー向けのM.2 NVMe SSD。従来モデル「SN550」から価格はそれほど変わらず、データ転送速度が大幅に向上している(リード時は最大3,500MB/s、ライト時は最大3,000MB/s)。価格は、250GBが7,000円前後、500GBが7,500円前後、1TBが13,000円前後。

  • Western Digitalの「WD Blue SN570」。容量は250GB/500GB/1TBの3種類が用意される