ヤマハ発動機は2022年2月、MTシリーズのフラッグシップモデル「MT-10」および上級モデルの「MT-10 SP」をモデルチェンジし、欧州で発売する。日本での発売は2022年秋以降を予定している。

  • 「MT-10」

「MT-10」は、"意のままに操れるストリート最強のスポーツ性能"と"多用途で楽しめる機能"を集約させたモデル。「MT-10 SP」はその上級モデルで、アップデートしたオーリンズ製電子制御サスペンション、アンダーカバーなどを装備している。

2022年モデルの「MT-10」は、"MT-king’s Dignity"をコンセプトに開発。エンジンは吸排気系を見直し、EU5適合化と出力アップを図った。

また、「操る悦びを体感できるサウンドデザイン」「トラクションコントロールやスライドコントロールシステムなど、IMU(Inertial Measurement Unit)搭載による高精度な各種電子制御」「設定した速度に最高速度を制限できる同社初採用のYVSL(Yamaha variable speed limiter)」「滑らかなシフトアップ&ダウンが可能なクイックシフター」「次世代のMTシリーズ最高峰モデルに相応しい風格とシリアスなスタイリングを追求したデザイン」も特徴となっている。

両モデルは、11月25日からイタリア・ミラノで開催される「EICMA(国際モーターサイクルエキシビション)」に出展される。