「一番臭くない加熱式タバコはどれだ!?」全6デバイスを非喫煙女子たちの前で吸ってみた結果…

喫煙者には肩身が狭い世の中だ。喫煙場所は減り、タバコ税は年々増える一方である。それでも愛煙家としては、マナーはちゃんと守りつつ、今後も喫煙ライフを楽しみたいところ。

でも、できればこれ以上、非喫煙者から煙たがられたくはない。そのうえでお互い不快な思いをせず、共存したい……ということで、今回はある実験を試みることに。名付けて、「一番臭くない加熱式タバコ勝手にランキング」といったところか。

要するに、「できるだけ臭いのない加熱式タバコを選ぶことで、非喫煙者に不快な思いをさせず、喫煙者はタバコを楽しむことができる」……本当にそんな加熱式タバコはあるのだろうか?

「一番臭くない加熱式タバコはどれだ!?」実験のルール説明

今回の実験では、メジャーな加熱式タバコのデバイスをすべて試してみる。喫煙する人の周囲を非喫煙女子5名が囲み、臭いのキツさをジャッジ。臭いのキツかった順にデバイスを並べ、一番臭わない加熱式タバコを決める、というものだ。

そしてスティックによって印象も変わってくるため、スティック(カプセル)は臭いの少なさそうなメンソール系で統一した。

今回協力してくれた非喫煙女子たちは、当然ながら煙の臭いがキライなメンバーばかりである。喫煙者は無自覚かもしれないが、タバコの臭いは周囲に負担をかけているかもしれない。なおこの評価は各メンバー主観であり、人によって受け取り方は変わるため、あくまで参考として読んでいただければ幸いだ。

それでは、さっそく始めていこう。

1「glo pro」×「ケント・ネオスティック・シトラス・フレッシュ・J」

まずは「glo pro」でチャレンジ。「glo pro」はインダクション・ヒート・テクノロジーを採用したことで、超高速加熱を実現。より深く、豊かな味わいを瞬時のあいだに引き出せるのがウリだ。スティックは香りの良さそうな「ケント・ネオスティック・シトラス・フレッシュ・J」をチョイスしてみた。

本人は気持ちよく吸っていても、そのタバコ臭さで非喫煙者の顰蹙を買っている可能性が……

非喫煙女子たちが見守る中、深く煙を吸い込み……

一気に吐く!!

さあ、どうでしょう？

「う～ん。なんていうんだろう……甘いんだけどクサい感じ。甘くてクサい!」

「わかる。甘いんだけどクサい。クサさを甘さで隠しきれていないっていうか」

「人工的に作られた柑橘系の甘い臭いを感じるんだけど、ちゃんとクサいのはバレてるよね」

なんと、全員意見が一致。まさかこんなにハッキリと感想が重なるとは……これは大いに参考になりそうだ。

ということで、「glo pro」と「ケント・ネオスティック・シトラス・フレッシュ・J」の組み合わせは、非喫煙者からすれば「甘いけどクサい」という結論に。喫煙者からすれば普通にいい香りな気がするのだが、そんなに甘い話ではないらしい。

2「glo Hyper+」×「クール・エックス・ネオマックス・メンソール」

続いては「glo Hyper+」に挑戦。「glo Hyper+」は新高温ブーストを採用し、専用スティックも「glo pro」よりも太く、より高い吸いごたえが楽しめると評判である。スティックは「クール・エックス・ネオマックス・メンソール」を選択。さぁ、果たして……

「うわっ、なんか不味そうな臭いがする(笑)……クサッ!」

「クサッ!! 紙タバコに近い臭いだと思います」

「喫煙者と同席しているときの居酒屋の臭い……クサい!」

「さっきのほうがマシ。クサッ……」

……大不評である。

高まった吸いごたえと反比例するように、臭いのキツさは増したようだ。「紙タバコに近い臭い」とまで言わせたのだから相当である。良くも悪くも紙タバコに近いクオリティなのだろう。実に参考になりました。

3「Ploom X」×「キャメル・メンソール・イエロー」

3番手は「Ploom X」で実験。加熱温度コントロール機能などが進化し、新技術「HEATFLOW」も搭載。この夏登場したばかりのニューフェイスだが、かなり吸い応えが向上したとさっそく評価されているようだ。スティックは「キャメル・メンソール・イエロー」をセレクトしてみよう。

それではさっそく、スーッとお願いします。

さて、その臭いは?

「あ～……加熱式タバコというより、もっと弱い電子タバコの臭いに近いかも?」

「甘い臭いがしますね。でも、そんなに嫌な臭いではない気がする」

「タバコっぽさは感じますけど、強烈ではないですね」

「煙クサさはあるけど、意外にキツさは感じないかも。でも、『glo pro』とどっちが臭わないかと聞かれれば、ちょっと悩みますね」

ほうほう。「Ploom」シリーズは従来から「臭いがあまりキツくない」とのイメージがあるが、吸いごたえがアップした「Ploom X」でも健在だったようだ。なんとも興味深い内容である。

4「Ploom TECH+ with」×「メビウス・ゴールド・マスカットグリーン・ミント」

続いて登板するのは「Ploom TECH+ with」。今回、唯一の低温加熱式デバイスということもあって、やはり優勝候補の大本命だと思われる。「Ploom TECH+ with」は、従来の「Ploom TECH」より喫味をプラスしつつ、あくまで低温加熱式だから臭いも少ない、まさにいいとこ取りなデバイスである。

では、存分に吸ってもらいましょう。ス～……

フゥ～……

さぁ、どうだ!?

「……あっ、えっ!? めっちゃいい匂い!!」

「爽やか! なんかフルーツっぽい香り。駄菓子みたいな(笑)」

「いい匂い! タバコっぽさとかは全然ないですね。普通にいい匂いです」

「甘くていい匂いですね。嘘っぽくないというか、自然な甘さが香ってくる感じ」

おおぉ……予想以上に好反応。「臭くない」というコメントは出るだろうと思っていたが、まさか「いい匂い」が続出。すごいぞ、「Ploom TECH+ with」。さすが優勝候補。現時点で、暫定1位であることは間違いなさそうだ。

5「IQOS 3 DUO」×「マールボロヒートスティックメンソール」

5番目に試してみるのは、IQOSが誇る定番デバイス「IQOS 3 DUO」。短時間でホルダーの充電ができ、アイコスが苦手としていた「連続喫煙」も可能にしたことで高い人気を獲得した。アイコスといえば、力強い吸いごたえで加熱式タバコ界のトップを走り続けてきたデバイスとして知られるが、果たして。スティックは「マールボロヒートスティックメンソール」をセレクトした。