NTTドコモは11月15日、スマートフォン向けの文字入力アプリ「Move&Flick」(ムーブアンドフリック)と、スマートフォンの操作を補助するアプリ「シンプルフリック」の提供を終了すると発表した。いずれも、終了日は2022年3月31日を予定する。
「Move&Flick」は、スマートフォン画面の下段中央部分に大きな「文字入力エリア」を備え、エリア内ならどこからでも文字入力できるiOS向けアプリ。入力はフリック式で、エリア内をタッチし、指をスライドさせることで文字入力できる。
また、「シンプルフリック」は、操作画面上の任意の場所をフリックすることで、よく使う簡易メニューを起動できるアプリ。「Move&Flick」は2015年8月、「シンプルフリック」は2018年6月に、利用無料のアプリとして提供を開始した。
しかし、現状の事業環境や同等機能の提供状況などを鑑み、経営資源を集中するとして、この2つのアプリの提供を終了する。既にアプリをダウンロードしているユーザーは継続して利用できる。
「シンプルフリック」の代替アプリについては、iOS標準搭載の「Assistive Touch」機能、またはAndroid標準搭載のジェスチャ機能が案内されている。