京都市交通局は15日、地下鉄烏丸線において40年ぶりに導入される新型車両に関して、来春の営業運転開始に先立ち、市民や利用者に乗車してもらう「地下鉄烏丸線新型車両試乗会」を2022年2月5・6日に開催すると発表した。
京都市交通局では、地下鉄烏丸線の現行車両20編成のうち、開業当初から使用している9編成を2022~2025年度にかけて新型車両に更新する予定であり、第1編成は来春の営業運転開始をめざし、試験運転や各機器の調整を行っている。営業運転に先立ち、地下鉄烏丸線において40年ぶりとなる新型車両にいち早く乗車してもらうため、「地下鉄烏丸線新型車両試乗会」の開催を決定した。
新型車両は市民や利用者の投票により、最も得票数の多かった外観と内装デザイン案にて製作され、安全性・快適性・省エネ性能が向上。多目的スペース「おもいやりエリア」の設置、車いす・ベビーカースペースの増設などバリアフリー化の推進を図るとともに、京都ならではの地下鉄として、外観や内装デザインに京都の伝統産業素材・技法を活用した。車輪、台車、連結器などに新しい技術を採用し、乗り心地も向上している。
「地下鉄烏丸線新型車両試乗会」は、2月5日に13~15時頃(往路便)・14~16時頃(復路便)の2回、2月6日に8時30分から10時30分まで(往路便)・10~12時頃(復路便)・13~15時頃(往路便)・14~16時頃(復路便)の4回、計6回開催する予定。乗車区間は、往路便が竹田車両基地(集合場所)から国際会館駅(解散場所)まで、復路便が国際会館駅(集合場所)から竹田車両基地(解散場所)までとなる。乗車時間はおおむね1時間程度を予定し、途中下車はできない。
参加募集は京都市内に在住、または通勤・通学している人を対象に、12月1日から往復はがきにて750名を受け付ける。申込みは1団体1通5名まで。応募者多数の場合は抽選を行い、当選・落選の結果ははがきにて通知される。なお、参加費無料だが、集合場所までの交通費や解散場所からの交通費は自己負担となる。