明治安田生命保険は11月15日、11月22日の「いい夫婦の日」ちなんで実施した、夫婦をテーマとしたアンケート調査の結果を発表した。調査期間は2021年10月12~15日、調査対象は20~79歳の既婚者、有効回答は1,620人。
コロナ禍で夫婦仲がよくなった人は20.2%
コロナ禍における夫婦関係の変化について聞くと、コロナ禍の影響で仲がよくなった人は20.2%で、仲が悪くなった人(8.2%)の約2.5倍となった。
コロナ禍の影響で増えた在宅時間は、仲がよくなった人では「276分/日」、仲が悪くなった人では「275/日」と、ほぼ同じ。一方、増えた在宅時間の過ごし方を両者で比較したところ、「家族と一緒に過ごす時間」(仲がよくなった人82.1%、悪くなった人31.8%)と「(趣味など)1人の時間」(仲がよくなった人34.8%、仲が悪くなった人45.5%)の項目が最も大きな開きがみられた。同調査では、「増えた(在宅時間)の過ごし方が、夫婦仲に影響することが顕著となった」とした上で、「夫婦仲を深めるカギは"自分"のためではなく"家族"のために時間を過ごすこと、寄り添うことかもしれない」と推測している。
夫婦間における年間のプレゼント予算をみると、夫婦円満の人(構成比61.7%)は3万9,568円、円満でない人(同13.0%)は1万8,533円で、2倍以上の差がついた。
特別な日にプレゼントを渡しているか質問すると、夫(妻)の誕生日については、夫婦円満の人60.9%、円満でない人26.5%、結婚記念日については、夫婦円満の人29.5%、円満でない人4.9%と、夫婦円満の人は夫婦間の特別な日を大切にする傾向があった。