冬の足音を感じる頃、筆者が無性に食べたくなるのがカニだ。ふるさと納税でも必ずと言っていいほど注文する、冬の味覚の王様だが今年は異変が起きている。赤潮やコロナ禍で漁ができないなどの影響から、カニの価格が高騰し入手困難になっているという。
しかし、そんな貴重なネタ集めてフェアを開催しようとする強者が「かっぱ寿司」だ。今回の「カニ祭り」フェアは、社内外での交渉や協議を重ねに重ねた上で、実現したそう。
本フェアは11月15日よりかっぱ寿司全店でスタートするのだが、終了時期は決まっていない。希少価値が高く数量に限りがあるため、売り切れ御免で販売するとのことだ。
今回は希少価値の高い「かに祭り」フェアで提供される寿司6種を、一足先に味わってきたので早速レポートをしていく。
「生本ずわい蟹」1貫 330円
カニの棒肉を生で提供するため、新鮮な本ずわい蟹のみを厳選したという贅沢な一皿。口に入れた瞬間、とろっとした食感が特徴で濃厚な甘みを堪能できる。
「茹で本ずわい蟹」1貫 330円
蟹の棒肉を丸ごと茹でてのせた握りは、口の中でほろっとほどけ、噛むほどに旨味が広がる。茹でることで旨味が凝縮するそうだが、まさにその通り。優しくふわっとした甘さを堪能したいならこちらがおすすめ。
「本ずわい蟹爪下肉」2貫220円
大きく動かす爪を支えている爪下は、身がぎっしりと詰まっている部分。弾力があり、カニの贅沢な風味しっかりも感じることができた。2貫で220円という抜群のコスパにも注目だ。
「本ずわい蟹ほぐし身 ポン酢ジュレのせ」2貫165円
「カニにはポン酢でしょ」の言葉通り、柔らかなほぐし身とポン酢ジュレが相性抜群。さらに、海苔の風味と香ばしい香りが、相まってさらなる美味しさを演出してくれる。
「本ずわい蟹と蟹味噌の濃厚な出会い」1貫220円
有明産の海苔を敷き、その上に本ずわい蟹のほぐし身と、かに味噌をふんだんに混ぜ合わせいくらをトッピングした寿司をのせた。一緒に添えられているカボスを一絞りし出汁醤油をつけて食べると、味が引き締まり後味がさわやかに。
「かにみそ」2貫110円
クリーミーで濃厚な「かにみそ」は、とにかく日本酒が飲みたくなる。醤油いらずのしっかりとした塩味と、さっぱりとしたかっぱ(きゅうり)がマッチしバランスの取れた味わいに。お酒のアテや大人のおつまみとしてぜひご賞味いただきたい。
そのほか、「蟹のクリームコロッケ こだわり蟹味噌マヨ添え」(330円)や「カボス香る 本ずわい蟹どっさり茶碗蒸し」(363円)など、サイドメニューも充実。ぜひこの貴重な機会を逃さず、足を運んでみてはいかがだろうか。