inMusic Japanは、米NUMARKのスタンドアローンDJコンソールNUMARK「MIXSTREAM PRO」の発売日を2021年11月18日とアナウンスした。市場想定売価は69,800円。
Mixstream Proは、スタンドアローンのDJコンソール。Engine OSがインストールされており、パソコンに接続せずにスタンドアローンでプレイできる。外部デバイスとの接続や楽曲データも利用でき、内蔵のWi-Fi接続機能を使用したストリーミングプレイでは、数百万曲の楽曲へのアクセスが可能。Wi-Fi環境下であれば、Beatport Link、Beatsource Linkといったストリーミングサービスの楽曲コンテンツから最新のヒットソングをDJミックスに取り入れられる。Dropboxの個人用クラウドストレージの利用に対応し、クラウドストレージに直接楽曲データを保存すれば、世界中のどこでもストレージの楽曲データを扱える。楽曲データは読み込み時に内蔵メモリーにバッファリングされるため、安定した再生が可能でライブやストリーミングでのパフォーマンス中に音が途切れることがない。
外部メディアからのデータ取り込みは、USBポート(×2)、およびSDカードスロット(×1)経由で行える。デスクトップソフトウェア「Engine DJ」を使用して音楽ライブラリ全体や選択したプレイリストをUSBドライブやSDカードにエクスポートすれば、Mixstream Proですぐに音楽にアクセス可能だ。
本体には7インチのタッチスクリーンを搭載し、スムーズな楽曲データのブラウジングやロードの操作を実現する。内蔵エフェクトも装備し、EQとFXを駆使すれば、さらに本格的なミックスが可能。Echo/Flanger/Delay/Phaserの4つの内蔵エフェクトはFXトグルを操作するだけで使用でき、ビートに同期してエフェクトをかけられる。ローパス/ハイパスフィルターは、直感的にコントロールできる大型のフィルターノブから適用できる。6インチ・タッチセンシィティブ・ジョグホイールはSmartスクラッチモードが使用可能。このモードでは、プラッターを使ってトラックをスクラッチしている間もディスプレイ上に表示されるオーディオ波形の下半分のタイムラインが進行し続ける。プラッターを離すと、トラックはスクラッチを止めた時点のタイムラインの再生ポイントから通常の再生を再開する仕組みだ。左右のデッキに4つずつ配置されたパフォーマンスパッドではCue/Saved Loop/Auto Loop/Rollという4種のパッドモードを使用できる。
また、スタンドアローンDJコンソールとして初めて高音質モニタースピーカーを内蔵。自宅での練習やホームパーティーなど、小規模でのDJプレイなら、別途スピーカーを用意する必要がなく、ライブ配信や動画コンテンツ作成などに使用する際にも、プレイをクリアな音質でモニターできる。
さらに照明コントロール対応のEngine Lightingが採用されており、DMXやPhilips Hueの照明機器をEngine OSデバイスで楽曲と自動的に同期させられる。Engine Lightingには専用のユーザーインターフェースがあり、タッチスクリーン上でオートループや光の強さをコントロールしたり、さまざまな色や動きのオーバーライド・エフェクトを実行したりといったことができる。さらにSoundSwitchデスクトップソフトウェアを使用すれば、音楽ライブラリを事前に分析したり、ライブラリをUSBドライブ、SDカード、またはDropboxクラウドにエクスポートしたり、タッチスクリーンを使ってDMX照明をコントロールするなど、高度な機能を使用可能。ノートPCやDMXコントローラーなしに、イベントやライブでの臨場感あふれる照明効果を体験できる。
サイズはW56.6xD28.4xH7.4cmで、質量は3.7kg。本体のほか、電源アダプター、USBケーブル、ディスプレイ用クリーニングクロス、Engine DJ ソフトウェアダウンロードカードなどが付属する。