Aぇ! group/関西ジャニーズJr.の正門良規が、テレビ朝日系ドラマ『和田家の男たち』のTELASAで独占配信されるスピンオフ作品『和田家の男たち アナザーストーリー』で主演を務めることが明らかになった。7 MEN 侍/ジャニーズJr.の中村嶺亜も恋のライバルとして出演する。前編は本編4話放送後の現在より配信開始され、後編は19日本編5話放送後に配信される。

  • 石川恋、正門良規、中村嶺亜 (C)テレビ朝日・MMJ

『和田家の男たち』は相葉雅紀演じる息子・優がネットニュースの記者、佐々木蔵之介演じる父・秀平がテレビ局報道マン、段田安則演じる祖父・寛が新聞記者と、3世代がそれぞれ異なったメディアに携わる“マスコミ一家”の「和田家」が織り成すホームドラマ。

正門演じるスピンオフ作品の主人公・三ツ村翔星は、本編で奇抜なルックスと独特な喋り口で存在感を放っており、優の大学のゼミの後輩でありながら、ネットニュース「バズとぴ」編集部のデスクとしてバリバリ働く上司という立場。今作ではそんな三ツ村が「バズとぴ」に入社した頃の物語が描かれる。本編の自信満々な姿とは少し違い、挫折を経験し、屈折した姿を見せる三ツ村に注目だ。志麻さと美(石川恋)に恋心を抱いていた三ツ村は、アプローチを試みるものの相手にもされず、さらには志麻の元カレで広告代理店の若きエースというライバルが登場。

中村が演じるのが、そのライバル役・逢坂和泉だ。社会人になりたてで仕事と恋の両立が図れなかった2人は別れることを選択し、逢坂は志麻への思いを抱えたまま仕事に邁進してきた。志麻の担当案件でトラブルが発生したと聞いて駆けつけた逢坂。再会した2人の恋心は再燃してしまうのか。中村は初めてのキスシーンにも挑戦する。

2019年に放送されたドラマ『恋の病と野郎組』でも共演した2人が、今回はスーツ姿同士で恋の三角関係を繰り広げる。

■正門良規(三ツ村翔星 役)

地上波の2年前という設定なので、同じ人物の時間を遡って演じるのはすごく難しかったです。地上波で演じている現代の三ツ村のキャラや性格にも裏付けやルーツがあると思うので、過去にどんなことがあって、あのラフな立ち居振る舞いに辿り着いたのか、考えました。このアナザーストーリーの脚本を読んで初めて知る設定もあったので、監督とも相談しながら演じました。

嶺亜くんとは何度も一緒にお仕事をさせてもらっていて、プライベートでもご飯に行くこともあるので、自然な状態でお芝居ができました。共演するのが嶺亜くんでよかったし、頼もしかったです!

印象に残っているのは、やっぱり2人(中村嶺亜と石川恋)のキスシーン(笑)! 以前に共演したドラマではイチャイチャを一緒に覗いていた仲間だったのに、今回は僕がひとりで覗くことに……。(中村に)でも、キスシーンの照れとかないんだね、意外と! 僕は映像ではやったことがないので、覗くので精いっぱいです(笑)。

衣裳のスーツを身につけると、ちゃんとしなきゃって思いましたね、背筋が伸びるというか。いつもの三ツ村とは真逆のスタイルということもあって、お仕事モードになれるので、スーツを着てのお芝居は演じる上で助けになりました。

本編にもコメディ要素がありますが、その空気感をいい意味で引き継ぎながら、よりカジュアルに見ていただけます。地上波では知ることのできない、三ツ村がネットニュースの業界で働く“矜持”や、彼のバックボーンを感じてもらえると思います。地上波とは違う視点によって、より一層『和田家の男たち』の物語が広がったら嬉しいです。

■中村嶺亜(逢坂和泉 役)

地上波の『和田家の男たち』は拝見していたのですが、今回のアナザーストーリーは2年前の設定ということもあって、雰囲気も違いますし、三ツ村のキャラクターも全然違って……。正門がどう演じるのか、僕はどうしたらいいのかと考えながら台本を読みました。正門とは何回かお芝居をしたことがあったので、クランクインしてからは「三ツ村がこういう感じなら、逢坂はこうしたら対照的で面白いかな」と自然にお芝居ができたので、あらためて相手が正門でよかったな、とすごく思いました。共演者の皆さんも優しくて、本当に楽しく演じることができました。

キスシーンは初めてで難しいのかな、とかいろいろ試行錯誤したので、いいシーンになっていると思います。以前に正門と共演したドラマでは、ひたすらイチャイチャしているところを一緒に覗くっていうシーンをやっていたんですけど、その甲斐あって、正門は覗くのが上手かったですよ。以前の作品の成果がこのドラマで発揮されていたので、僕も思い切ってキスシーンに挑めました!

今回のアナザーストーリーで、三ツ村というキャラクターに、逢坂和泉という人物がどんな影響を与えたのか、そして、逢坂という人物がいたからこそ三ツ村が変わって、「バズとぴ」の雰囲気も変わって、そこに相葉雅紀さん演じる優が入ってきて……という流れを楽しんで見ていただけたら嬉しいです。僕自身、『和田家の男たち』のファンとして、これからもこのドラマのファンの皆さんと一緒に楽しんでいきたいと思います。

見どころは、三ツ村と逢坂のライバル心。(志麻を)取り合うような三角関係です。本編ではあまりない要素なので、こういう一面もある作品だよ、っていうところを楽しんで見てほしいです。

■石川恋(志麻さと美 役)

今回のアナザーストーリーでは、現代の「バズとぴ」ができるまでに、こんなことがあったんだ! という驚きと、そのギャップを楽しんでいただけます。2年前のお話なのですが、そこから今の自由な社風の「バズとぴ」や、信頼しあっている関係性が出来上がったんだな、と感慨深く思いました。元にある志麻の性格は変わっていないので、アナザーストーリーでは、少し猫をかぶっている感じですかね(笑)! 過去を演じるという逆算のお芝居は難しかったです! 三ツ村さんが新入社員として入ってきた最初のシーンは印象的でした。三ツ村さんのキャラも今とは違いすぎて面白かったです(笑)。

キスシーンは私も初めてだったので、緊張していました。中村さんはフランクな方で、撮影の合間に、お互いの好きな動物の話をしたりして、難しい撮影でしたが乗り切ることができました。

正門さんと中村さんはとても仲良しで、肩を組んでいたり、イチャイチャしていたりと、見ていて微笑ましかったです。『和田家の男たち』の主演が相葉雅紀さんということで、嵐さんの曲を2人で歌って踊ったり、とても楽しそうだったのが印象的です。 『和田家の男たち』を見てくださっている方は、三ツ村さんを中心とした「バズとぴ」での関係性が、どうして今の形になったのかを知っていただけると思います。キュンキュンしてスカッとできる、いろんな要素が詰まったとても楽しいオフィスラブコメディーになっていますので、ぜひご覧ください!