年号が「令和」に変わって早くも3年目。そして令和3年もまもなく終わりを迎えようとしています。
今の日本で最も数が多いのは、64年間続いた昭和に生まれた人。日本の人口の7割以上を昭和生まれが占めているそうです。しかし、長く続いただけに“昭和”に対するイメージが現実と乖離していることもあるよう……。
ご家族4人でバンコクに暮らすひよ子bkkさん(@adpr6lrF6KE2eMy)が投稿した「昭和生まれの人」を表現したあるイラストに、昭和世代が激しく動揺しています。
娘の漢字ドリルのイラストに、昭和生まれの母は動揺を隠せない(@adpr6lrF6KE2eMyより引用)
これに対し、リプライや引用リツイートでは、「これはショック笑」「64年間をひとくくりにされてもなぁ…。」「『昭和=昔=和装』のイメージをつけないでー!」「初期・中期・後期に分けるべき」「子どもに『ママの子どもの頃、テレビは白黒だった?』と何度も聞かれます……カラーだっつーの!」など、昭和生まれからさまざまな“叫び”が寄せられました。
64年間も続いた昭和が終わり、その後「平成」「令和」と元号が2回も変わりました。そのせいで、平成生まれの子どもからすると昭和はかなり昔のようなイメージなのかもしれません。
このツイートをしたひよ子bkkさんに、投稿の背景などをうかがいました。
「昭和生まれの動揺」、投稿者に聞いてみた
――こちらは小学何年生向けのドリルでしょうか。
新学社の小学2年生2学期用の漢字ドリルです。
――お母さま(ひよ子bkkさん)が動揺されていたことに対して、娘さんは何か反応をされていましたか?
娘は以前「ママが子どもの頃は、人間は服を着てたの?」という、昭和どころか原始時代のような質問をしていたので、私が昭和生まれと聞いてもピンとこない感じでした(汗)
――多くの方から反響が寄せられていますね。
こんなに多くの方に反応をいただけて、率直に驚いています。幅広い年代の昭和生まれですが、皆さんのコメントで少し団結できたような感じがして嬉しかったです。
実は筆者も昭和生まれ。といっても、平成に近い昭和の末期なので「64年間をひとくくりにされてもなぁ…」というコメントには共感しかありません。
昭和の後半に生まれた人は「昭和といっても終わりのほうですよ!」とひとくくりにされたくない気持ちと、「(実際にその頃を生きたわけではなくても)そうは言っても昭和って古き良き時代だったよね」と、“昭和”という時代に対するほのかなプライドが入り混じり、複雑な心境なのではないでしょうか。
ひとつ確かなのは、64年の幅がある「昭和生まれ」が団結したら強いということです。
娘の漢字ドリルのイラストに、昭和生まれの母は動揺を隠せない😨 pic.twitter.com/dJAs79pYuB
— ひよ子bkk (@adpr6lrF6KE2eMy) November 9, 2021