iOS 15にアップデートして以降、ときどき「即時通知の受信を続けますか」という通知を見かけるようになりました。即時通知はふつうの通知となにが違うのか、受信を続けない選択をしたときのメリット/デメリットはなにか、この際しっかり把握しておきましょう。
iOS 15から、通知には「時間指定要約」という機能がくわわりました。この機能を有効にすると、初期設定では朝8時と夕方6時の1日2回にまとめて通知が届くようになります。従来、通知といえばリアルタイムなもの、届くや否や画面に表示/効果音やバイブレーションで知らされるものでしたが、時間指定要約が有効なときはいったん保留されるようになるわけです。
即時通知は、この時間指定要約の対象に含まれない通知です。いわば従来どおりのリアルタイムな通知ですが、あらゆるアプリが実行できるわけではなく、ニュース系アプリやSNS/メッセージングアプリなど、速報性が重要なアプリに限定されています。即時通知への対応は、『設定』→「通知」にあるアプリごとの設定画面に「即時通知」スイッチがあるかどうかで確認できます。
「即時通知の受信を続けますか」というダイアログで「オフにする...」を選択すると、その即時通知スイッチをオフにできます。せっかく時間指定要約の例外とされているアプリの通知が1日2回にまとめられてしまうわけですから、速報性が重要なアプリにとっては損失となるかもしれません。オフにする場合は、通知が多すぎて煩わしいアプリに限定したほうがいいでしょう。
なお、ダイアログでタップするボタンを間違えた場合は、『設定』→「通知」にあるアプリごとの設定画面で「即時通知」スイッチをONにすればOKです。