東京商工リサーチは11月12日、「2021年1~10月 上場企業『早期・希望退職』実施状況」に関する調査結果を発表した。

本調査は、早期・希望退職者募集の実施を情報開示し、具体的な内容を確認できた上場企業を対象に集計。ただし、実施が翌年以降の企業は除き、原則、「会社情報に関する適時開示資料」2021年10月31公表分まで)に基づいている。

調査結果は以下の通り。まず、10月末までに早期・希望退職者の募集が判明した上場企業72社のうち、アパレル・繊維製品が10社で最多だった。次いで電気機器が9社と続いている。

  • 業種別企業数

  • 主な上場企業(1~10月)希望・早期退職者募集状況

そして、「2021年 主な上場企業 希望・早期退職者募集状況」を見ると、募集人数(募集時点の人数が非開示の場合は応募人数を適用)は、日本たばこ産業がパートタイマー、子会社の従業員を合わせて計2,950人で最多。次いで、「本田技研工業」(2,000人)、「KNT-CTホールディングス」(1,376人)となり、1,000人以上の募集企業は計5社となっている。

  • 2021年 主な上場企業 希望・早期退職者募集状況