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【この記事のエキスパート】
フードアナリスト・日本箸教育講師:市岡 充重
2005年、朝日新聞地域情報誌のライターとして取材執筆活動をスタート。2014年、フリーライターとして独立、個人事務所iworks を設立。
2013年にフードアナリスト、及び日本箸教育講師の資格を取得し、以後、数々の飲食店や生産者、料理人を取材し、食にまつわる情報や食の魅力を高いレベルで発信。
2020年2月、エゾシカ産業に挑戦する北海道釧路市の人々の奮闘を綴った『北海道ジビエ物語』(シーソーブックス)を共著で出版。
韓国海苔は日本の海苔と違い、ほどよい塩味とごま油などの風味が特徴。キンパやおつまみにもぴったりです。この記事では、韓国海苔の選び方とおすすめ商品を紹介。ユーザーのイチオシ商品や口コミ、レシピも。ヤンパン、オリオンジャコー、bibigoなど人気商品を厳選しました。
韓国海苔(のり)の魅力とは?
韓国料理をよく知らなくても、香ばしいごま油の香りとパリッとした食感の韓国海苔(のり)のおいしさに魅了される方はあとを絶たないようです。韓国海苔(のり)をご飯のおともとして、食卓にいつも置いている家庭もあり、おやつや酒のおつまみとしても重宝します。
単体で食べるほか、よくもんでサラダや冷ややっこのトッピングに使ったり、ナムルに混ぜたりしてアレンジすることもできます。
全形、全形を6~8枚に切ったもの、フレーク状のものなど形状もさまざま。使用されている油も数種類あり、好みにあわせて選べる点も魅力のひとつです。
韓国海苔(のり)は食べすぎると身体に悪い?
「韓国海苔(のり)は食べすぎると身体に悪い」という噂があるようですが、もともと海苔(のり)は栄養価に富んだ食べ物です。ヘルシーライフに適した栄養成分がたくさん含まれていることでも知られています。
ただ、ごま油が添加されているためカロリーについて懸念する声が聞かれます。しかし、韓国のり全形1枚分は約24キロカロリー。1パック(10枚)食べてもあまり影響はない数字です。韓国海苔(のり)には、人の必須元素であるヨウ素をはじめ、さまざまな栄養素がたくさん含まれています。塩分や油が気になる方は、一度にたくさん食べず、毎日少しずつ食べるようにしましょう。
韓国海苔(のり)の選び方
続いて、韓国海苔(のり)の選び方をご紹介します。ポイントは下記6点!
【1】使いやすい種類を選ぶ
【2】原産国をチェック
【3】油の種類で選ぶ
【4】普通の味に飽きたらフレーバー付きを
【5】用途で選ぶ
【6】海苔や塩分の含有量も忘れずにチェック
それぞれ解説しているので、ぜひ、韓国海苔(のり)を選ぶ際の参考にしてください。
【1】使いやすい種類を選ぶ
韓国海苔(のり)には全形タイプのほかに、カットタイプやフレークタイプなどがあるのでそれぞれの特徴を知って選びましょう。
全形タイプ|使い勝手のよさがポイント!
全形タイプの韓国海苔(のり)は、使いたい大きさや形にカットして使用できる使い勝手のよさがメリットです。韓国の海苔巻き(キンパまたはキンパプ)を作るには全形タイプを使うのがベスト。韓国では定番のおふくろの味ですが、韓国食材がなくても、日本の食材だけでおいしく作れます。
また、少し大きめにカットして弁当に入れれば、海苔とごま油の香りがする「のり弁」のでき上がりです。
カットタイプ|そのまま食べられる
大判の全形のりを食べやすい大きさの6枚や8枚切りにカットして小分けパックになっている商品は、そのままで食べられるのがメリット。40~50枚ほどが入った商品が主流ですが、食べきりサイズで個包装のものもあるのでお弁当と一緒に持参することもできます。
また、酒のおつまみやおやつにピッタリです。家族が多いご家庭なら少量パックではなく、枚数が多く入っているスタンドパウチタイプが向いているでしょう。
フレークタイプ|味が濃く、ご飯やおにぎりに
ふりかけて使うサクサクとしたフレークタイプは手軽に使えるのが大きなメリット。味付けが濃いめなので、サラダやスープなどに使うと料理のよいアクセントになります。レシピの幅も広がりますし、カットタイプと同じようにご飯やおにぎりの定番おかずにもなります。
湿気を防ぐジッパー付きのパッケージのものが多いのもポイント。卵かけご飯やご飯に混ぜ込んでも美味ですが、塩ラーメンなどにも活用できる万能のりです。
【2】原産国をチェック
韓国海苔(のり)は原産国が韓国のものが多いのですが、なかには日本のメーカ―が韓国で生産している商品や日本産の韓国海苔(のり)もあります。
外国産に抵抗があるなら日本製
おいしさと用途の広さで、日本でもしっかり市民権を得た韓国海苔(のり)ですが、多くの日本のメーカーからも販売されています。日本産の海苔(のり)を使い、塩やごま油などで日本人の口に合うように味付けされているのが特徴です。
本場の韓国海苔(のり)に負けないおいしさに味付けされているので、国産の海苔(のり)にこだわるなら原産国を確認して選びましょう。
本場の味を楽しみたいなら韓国製
韓国は海苔(のり)の生産が盛んで消費量も多く、質のよい海苔(のり)がとれる西海岸には名産地が多数あり、ブランド産地を冠した商品も豊富です。
また、多くの韓国海苔(のり)メーカーがしのぎを削っている本場の味は、日本人にも支持されています。日本の海苔(のり)との違いは、薄くパリッとしたスナック感覚と独特の風味。サクサクとした食感が、ごま油の香ばしさと相まって癖になるおいしさです。本場の味を楽しみたい方は、韓国産を選んでみてください。
【3】油の種類で選ぶ
韓国海苔(のり)には、油が使われていて使用している油によって風味が違ってきます。自分の好みに合う油で選ぶのもひとつの方法です。
定番のごま油
韓国海苔(のり)に使われている油の定番はごま油。ごま油は、韓国語では、チャムキルム (참기름)と言い、韓国の家庭には欠かせない調味油です。
辛味がうま味の韓国料理をさらに引きたててくれるのがごま油なので、日本製のごま油よりも香りが際立つものが多いのが特徴です。食欲をそそるごま油の香りが、韓国料理をワンランク上のおいしさに変えてくれます。
体の健やかさを意識するならエゴマ油
身体の正常な機能には欠かせない成分とされるオメガ3系脂肪酸に属する「α-リノレン酸」が豊富に含まれるエゴマ油。韓国海苔(のり)にはエゴマ油を使用している商品もあります。エゴマは韓国語ではトゥルキルム(들기름)です。味や香りはほとんどなく、オリーブオイルやごま油とブレンドして使用されることもあります。
韓国では、エゴマの葉は韓国海苔(のり)と一緒に巻いて食べるほどメジャーな野菜です。
海苔の味が引き立つオリーブオイル
悪玉コレステロールを減らすとされるオレイン酸が豊富なオリーブオイルが使われている韓国海苔(のり)もあります。韓国語ではオルリブユ (올리브유)と言い、エゴマと同様にとてもヘルシーな油です。
オリーブオイルは韓国海苔(のり)自体の風味を引き立てるあっさり味。味が控えめな分、さまざまな料理に応用が利くアレンジ力がポイントです。韓国料理はもちろん洋食や和食にも合わせることができます。
【4】普通の味に飽きたらフレーバー付きを
スタンダードな塩とごま油などの韓国海苔(のり)に飽きたら、少々変わった韓国海苔(のり)も試してみるのもよいでしょう。一押しは、明太子味のシーズニングを海苔の表面にまぶした明太子味。韓国でも人気のある商品です。
また、日本のメーカーからフレークタイプのバター味醤油味なども販売されています。本場の韓国ではチーズやクミン、鮭味フレーバーなどがラインナップされていて、お土産品として人気です。
【5】用途で選ぶ
お弁当や朝食用、大事な人への贈りものにも使える韓国海苔(のり)。さまざまな用途やシーンに合わせて選ぶのもよいでしょう。
毎日の食卓やお土産に使える小分け用
家庭用なら、それぞれの家族の好みの味付けやライフスタイルに合わせて選びましょう。食卓に常備しておけるフレークタイプの海苔は、小さな子どもやお弁当が必要な方がいる家庭に向いています。お土産用なら小分けタイプがベストです。
また、お酒のつまみやおやつにするならカットタイプの海苔を選び、大家族ならケース買いを利用すると安価で手に入ることがあります。
お歳暮などに使える贈答用
海苔は、日本の毎年のお中元やお歳暮または、贈答用品や返礼品などの定番アイテムのひとつです。日本の海苔と同じように、韓国海苔(のり)もギフト用にとても適しています。
とくに、缶入りタイプは容器も高級感のあるものが多く、保存もきくため贈りものに向いている商品です。甘いものが苦手な方に贈っても実用的なので喜んでいただけるでしょう。
【6】海苔や塩分の含有量も忘れずにチェック
海苔本来のおいしさを味わうには、海苔の含有量や塩も大事な要素。海苔の含有量や使用されている塩もしっかりチェックしておきましょう。
海苔含有量は40~55%を目安に!
磯の風味や香りをしっかり味わいたい場合は、忘れずに海苔の含有量をチェックします。海苔含有量はパッケージの裏にキム%(김%)か、またはジェレキム%(재래김%)と表記されているので、確認してから選びましょう。
パーセンテージが高ければ高いほど海苔含有量が多く、海苔がたくさん入っている証拠です。海苔本来の風味やおいしさを楽しみたいなら、海苔含有量50%以上の商品がよいでしょう。
天日塩だと天然ミネラルが多く含まれる
韓国海苔(のり)は日本の海苔と違い塩を使用しているのですが、使われている塩によっても味に違いがでます。とくに、天然ミネラルが多く含まれている天日塩を使っている海苔は、やわらかくほどよい塩味と甘味のバランスがよいものが多いです。
また、にがりなどを使用しない製品にこだわる方には、天日塩を使っている海苔をおすすめします。
フードアナリストがアドバイス
いろいろ試して、好みの味やタイプを見つけて
【エキスパートのコメント】
塩とごま油で味付けされた独特の風味がある韓国海苔(のり)。ご飯のおともはもちろん、お酒のおつまみやおやつとしても人気です。スーパーなどでも見かけることが多くなりました。
定番のごま油の代わりに、よりヘルシーなエゴマ油やオリーブオイルを使ったものや、ふりかけとして使えるフレーク状のものなど、新しいタイプも登場しています。好みの味はもちろん、食べるシーンや料理に合わせて選びましょう。
韓国海苔(のり)のおすすめブランド・メーカー
韓国でよく知られている韓国海苔(のり)のブランド・メーカ―をふたつ紹介します。
宗家(ソンガネ)
宋家(ソンガネ)とは、冷麺やジャジャン麺などの韓国食品や韓国食材を中心に提供している五星コーポレーションのブランド名です。「宋家伝統のり」には、化学調味料を一切使用していない全形と小分けパックがあります。
また、家庭用のフレークタイプから高級な缶入りの贈答用品までさまざまなタイプがそろっています。フレークタイプは、チリ味やバーベキュー、シーフードなどラインナップも豊富です。とくに、塩味が控えめなジャバンのりは食べやすいのがポイント。
宋家の手摘みの海苔や岩海苔などに良質な油をバランスよく配合した商品は、あっさりとした味付けで人気があります。
両班(ヤンバン)
両班(ヤンバン)は、総合食品から社会公益事業まで手掛けるグローバル企業、東遠グループのひとつ、東遠ジャパンのブランド名です。両班は、韓国独自の食品であるキムチや韓国お粥、韓国海苔(のり)などの伝統的な食品を現代的な感覚でアレンジして販売しています。
使い勝手のよい小分けパックの商品が豊富にそろい、海苔鑑定士の選んだ上質な原藻だけを使用した質のよい海苔(のり)が特徴です。ごま油のほかにオリーブオイルやエゴマ油を使った韓国海苔(のり)で、よく知られています。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)