紀文はこのほど、「お正月の意識と実態」に関する調査結果を発表した。調査は1月4日~7日、20~60代の主婦7,015名(各年代1,403名)を対象にインターネットで行われた。
調査によると、2021年のお正月の過ごし方について「親族で集まってお祝いをした」人は42.2%と、2020年調査の69.0%から大きく減少。一方、「おせち料理を食べた」人の割合は69.5%と、わずかに減少するにとどまった。
また、「今年初めてまたは久々に用意をした」という人は9.3%と、昨年から5.1ポイント増加。その理由を尋ねたところ、「帰省しなかった、家にいたから」(53.5%、昨年20.3%)が最も多く、昨年から大きく増加。次いで「おせち料理や正月に興味が湧いたから」(11.6%)、「結婚したから」(7.0%)と続いた。
続いて、自宅で用意したおせち料理の費用について教えてもらったところ、「5,000円以上1万円未満」(26.7%)が例年通り最多。次いで「2万円未満」(22.4%)、「5千円未満」(18.3%)という結果に。品数については、平均で8.8品となった。
次に、用意したおせち料理の種類を教えてもらったところ、トップ10は、1位「かまぼこ」、2位「黒豆」、3位「お雑煮」、4位「数の子」、5位「伊達巻」、6位「栗きんとん」、7位「煮しめ」、8位「昆布巻」、9位「なます」、10位「えび」という結果に。
一方、好きなおせち料理については、沖縄を除く全エリアで「お雑煮」が1位に。以下、2位「栗きんとん」、3位「黒豆」、4位「数の子」、5位「だし巻き・厚焼玉子」、6位「えび」、7位「伊達巻」、8位「かまぼこ」、9位「煮しめ」、10位「いくら・すじこ」となった。
エリア別にみると、首都圏では「お雑煮」「栗きんとん」「伊達巻」「かまぼこ」が全体より5ポイント以上高く、北海道では「煮しめ」が3位に、「いくら・すじこ」が4位にランクイン。関東信越では「酢だこ」が10位にランクインするなど、全国共通する料理が上位に並ぶなか、地域ごとの好みも現れる結果となった。