楽天グループは、各種サービスのデータをもとに、「楽天グループ ヒットキーワード2021」と「楽天グループ ヒット予測キーワード2022」を公開した。

「楽天グループ ヒットキーワード2021」は、 2021年に流通額や検索数、ユーザー取引数などが特に伸びたサービスをもとに選出。機内食や推し活、大人の趣味消費など、一人でも楽しめそうなコロナ禍ならではのトレンドキーワードがあがった。

  • 「楽天グループ ヒットキーワード2021」と「楽天グループ ヒット予測キーワード2022」

「楽天市場」における機内食の流通額は最大で約10倍に。コロナ禍における国際線の大幅減便が原因で、機内食が余ったことから販売が始まり、自宅にいながら旅行気分や非日常感が得られることから、「楽天市場」の各種ランキング上位の人気商品となった。

また、アイドルやミュージシャンなどのライブやイベントの延期・中止が続き、「推し」を応援するための消費が活発となり、オンライン書店「楽天ブックス」において、サイン本の売り上げは約2.8倍、「楽天ブックス」限定特典付きCD/DVDの売り上げは約1.5倍に伸長し、「推し活」関連商品の消費が顕著にあらわれたという。

さらに、「楽天市場」では、割れや欠けなど陶磁器の破損部分を漆によって接着し、金属粉で装飾して仕上げる修復技法「金継ぎ」の初心者向けキットなどの関連商品の流通額が約2.5倍、アナログな音楽を楽しめる「レコード」が再注目されており、流通額が約2.3倍になるなど、ステイホームの長期化により新しい趣味に対する注目度が高まったようだ。

「楽天グループ ヒット予測キーワード2022」では、金融系サービスに関連するキーワードが目立った。2022年4月から高校家庭科の授業に「資産形成」の内容が組み込まれるため、「楽天ブックス」では「お金・投資」関連本の売り上げが前年同期比約2.0倍に。これを機に、マネーリテラシーを身につけることについてさらに関心が高まると予測されるという。

  • 「楽天ブックス」、「お金・投資」関連本の売上推移