アイドルグループ・ふぉ~ゆ~の福田悠太と辰巳雄大がW主演を務める、パルコ・プロデュース2022舞台『腹黒弁天町』が、2022年2月4日から東京・紀伊國屋ホールで上演される。
同作は、喜劇の名手・鈴木聡氏が夏目漱石の『坊ちゃん』にインスパイアされて書き上げ、1994年に劇団ラッパ屋の公演として初演された作品のリバイバル上演作。“異色のジャニーズ”として舞台やバラエティなどで活躍するふぉ~ゆ~の福田と辰巳がW主演し、東京から赴任してきた2人の青年教師を演じる。
物語は、明治時代後期を舞台に、東京から弁天町に2人の青年教師・財前涼太(福田)と山岡大介(辰巳)が、赴任してくるところから始まる。欲望渦巻く弁天町で、教頭の村井尻(土屋佑壱)、陰謀にまみれた校長・権田原(中村まこと)、町の有力者・大金田(木村靖司)、町の親分・鳴海(政岡泰志)、英語教師・美智子(伊藤純奈)、芸者・小雪(伊勢佳世)などと出会い、理想と希望を信じていた2人が、現実と欲望に翻弄されていく。『坊っちゃん』を踏襲した世界観に、温かな人情と抗いきれない現実が交錯した作品になっている。
演出は、俳優としても活動している劇作家・松村武氏が担当。四半世紀の時を超え、名作を鮮やかに蘇らせる。
東京公演は2022年2月4日~20日に紀伊國屋ホール、大阪公演は2月22日と23日に松下IMPホールにて上演。
本人コメントは以下の通り。
■福田悠太
腹に据える、腹を括る、腹が立つ。腹がつく言葉が何個か思いつきます。
その中でも、トップオブ「腹」がつく言葉は「腹黒」なのではないでしょうか。「あいつは腹黒だからな〜。」これを聞いただけでその人の、人となりをなんとなく想像できてしまう僕は変わっていますか? ふぉ〜ゆ〜の福田悠太です。
この度、パルコ・プロデュース舞台「腹黒弁天町」にて財前涼太役で呼んでいただきました。喜劇の名手といえば鈴木聡さん。以前、舞台「阿呆浪士」に出演させて頂いた時にご一緒させてもらいまして、またご一緒出来る事を大変嬉しく思います。鈴木さんと、今回演出の松村さんのタッグで「腹黒弁天町」は面白くなる事はビッグ確定です。
名だたる共演者の皆さんの中に入る事に不安もありますが、ふぉ〜ゆ〜のメンバーの辰巳君も一緒なので安心です。
辰巳君には是非、稽古などで僕がお芝居で迷っていたり、自信がなくなっていたり、路頭に迷っていたりしてる姿を見た際には遠慮せずに励ましてもらいたいです。頼りにし過ぎるつもりでおりますのでよろしくおなしゃす。
それでは、皆様、劇場でお会い出来る事を楽しみに、まずは苦手な台詞憶え頑張ります。
■辰巳雄大
山岡大介を演じます辰巳雄大です。
明治時代を生きるのも教師役も初めてなのでお話を頂いた時は役者としてシンプルに胸が躍りました。今回、共演するメンバーの福田悠太は鈴木さんと松村さんとの作品に参加していて『2人が作る作品はヤバい。面白すぎるよ、絶対。どうしよう。』と決まった時から興奮しております。僕は鈴木さんの脚本、松村さんの演出は初めてなので、お2人とご一緒した福田の興奮を見て、自分はその福田の熱量すら超える作品にしなければいけないという謎の役者魂に燃えています。
世の中、腹黒だらけです。山岡大介として生まれた感情を包み隠さず舞台上で生きられるように稽古期間を過ごしたいと思います。劇場でお待ちしております。