PayPayは11月10日、マイナンバーカードの公的個人認証サービスを利用した本人確認の手続きを開始した。まずはAndroid版から先行して提供し、近日中にiOS版でも開始する。
公的個人認証サービスとは、マイナンバーカード内に記録された署名用電子証明書を活用し、住民基本台帳に裏付けられた本人を証明するもの。本人確認書類の偽造や他人によるなりすまし申請、データの改ざんといった不正を防止し、スムーズに本人確認を行える。
今回PayPayは、これまで実施してきたオンライン上で完結する本人確認に加え、公的個人認証サービスによる本人確認に対応した。
「PayPayアプリ」上で職業、利用目的、署名用電子証明書暗証番号を入力し、マイナンバーカードをスマートフォンに近づけることで大半の手続きが完了する。これにより、従来と比べて「顔写真の撮影が不要になる」や「審査時間が短縮される」など、より簡単かつスピーディーに本人確認を完了するとしている。
本人確認操作の流れは、まずPayPayアプリのホーム画面右下にある「アカウント」を選択し、右上の「詳細」をタップ。「本人確認・口座認証」選択したら「マイナンバーカード」を選択する。
年齢と職業、利用目的を選択し、署名用電子証明書暗証番号を入力したら、カナ氏名を入力して国籍を選択。申請内容を確認すると本人確認の申請完了となる。本人確認に関する詳細な手続きフローについては、PayPayの関連ページに詳しい。