ハルメクとキャリア・マムは11月9日、「『働くこと』に関する意識調査」の結果を発表した。
調査期間は9月24日~28日。30~79歳の女性470名を対象にWebアンケートにて実施した。女性が働くことが当たり前になった一方で、家事・育児・介護など家庭と「働くこと」の両立に悩む女性も多い。そこで、「働くこと」の実態や意識が年代で異なるのではないかという仮説に基づき、考察したという。
「現在、働いている理由」について質問したところ、「社会とつながりをもちたいから」の回答が最も多く、次いで「現在の生活のためにお金が必要だから」「生活にメリハリをつけたいから」となった。
また「現在の働き方に対する満足度」については、満足している人は全体の6割超。60代以上は、50代以下と比較して満足度が高い結果に。「満足している」理由は、30~50代では「家庭との両立が無理なくできている」、60代以上では「自分の知識や経験を活かせる」「人とのつながりが感じられる」など。
1日24時間を100%とした場合の「働く時間」の割合について、理想と現実のギャップを質問したところ、ギャップがある人は全体の66.7%に。30代・40代では「現実<理想(仕事に当てている時間が理想より少ない)」の割合が他年代より高いと回答したが、50代では「現実>理想(理想よりも多くの時間を仕事に当てている)」の割合が39.0%と他年代比で高い結果となった。
この調査結果から、制約の有無や世代の価値観によって「働く理由」に年代差が生まれるが、女性が働きやすい社会を実現していくには、柔軟かつ多様な働き方を取り入れていくことが必要だと考えられる。