11月11日は「ポッキー&プリッツの日」。様々な商品が展開されていますが、実は店舗限定のプリッツやポッキーがあることをご存じでしょうか?
その名は「Bâton d'or(バトンドール)」。「バトンドール」は大阪の阪急うめだ本店、髙島屋大阪店、大阪国際空港(伊丹空港)店、京都は髙島屋京都店、神戸は神戸阪急店、福岡は博多阪急店と、関西を中心とした6店舗のみ展開している、江崎グリコが手掛けるプレミアムなスティックスイーツのブランドです。
今回は「バトンドール」のなかから、高級プリッツとも言えそうな「シュガーバター」(540円)をレポートします。
シックな青色のパッケージに、ゆったりと波打つライン。すでに箱からして高級感が漂っています。「バトンドール」とは、フランス語で「黄金のスティック」という意味だそう。「バトンドール」のロゴも金色の箔押しが施されています。輝いてる……!
1箱につき、6本入りの小袋が6袋入り。お土産として渡すにも丁度良さそうな個包装です。
小袋はしっとりとマットな手触り。「プリッツ」といえば銀色のギラッとした小袋の印象が強いですが、「バトンドール」は透け感のある白色で、小袋ひとつひとつから高級感を感じられます。
それではいざ実食といきましょう。パッケージを開けた瞬間から、ふわっとバターの香りが広がります。
「バトンドール」の特徴は、"ブール・クラリフィエ"と呼ばれる 黄金色の「澄ましバター」を使っていること。「澄ましバター」はただのバターではなく、バターを一度溶かし、水分や固形物を取り除いて精製した乳脂肪分のことで、透き通った黄金色の液体になるそう。これにより、バトンドール独特のコクや風味が楽しめるといいます。
「バトンドール シュガーバター」は普通のプリッツよりも少し太めのサイズ感で、サクサクと軽い食感。とにかくバターのまったりとした香りが強く、バター好きにはたまりません! 1本だけでもかなりの満足感、と言いつつ、あっと言う間に小袋が空いてしまいます。
このバター感の秘密は、プレッツェル生地に澄ましバターを練り込むだけでなく、焼き上げた後に澄ましバターと発酵バターを合わせたシャワーをたっぷりかける「ダブルバター製法」。バターの濃厚な香りとともにしっかりコクを感じられます。また、プレッツェル自体の甘みは控えめですが、大粒のシュガーがたっぷりかけられており、程よい甘さ。さらにほのかな塩味も感じられて、奥深い味わいが楽しめます。
軽い食感とバターの香りで、プリッツと言うよりもサブレを食べているような印象を感じられました。見た目こそ見慣れたプリッツに近いものの、味わいはもう別のお菓子です。
「バトンドール」は、今回ご紹介したプレッツェルタイプだけでなく、ポッキーのようなチョコレートタイプや、期間限定品も続々登場しています。オンラインでも購入できますが、関西圏でしか手に入らない特別な「バトンドール」、ちょっとした贅沢や手土産としてチェックしておきたい商品です。