嗅覚のデジタライゼーションによって新たな顧客体験を提案するSCENTMATICと、紀ノ國屋は、11月9日～12月8日の期間、紀ノ国屋 渋谷スクランブルスクエア店に、"今日の気分"にぴったりな日本酒を探せるAIシステム「KAORIUM for Sake」を使ったAI実証実験スポットを設置する。

  • SCENTMATICと、紀ノ國屋は11月9日～12月8日の期間、紀ノ国屋 渋谷スクランブルスクエア店に、"今日の気分"にぴったりな日本酒を探せるAIシステム「KAORIUM for Sake」を設置

日本酒ソムリエAI「KAORIUM for Sake」は、人間の感性を自然言語処理によって日本酒とマッチすることができるさせるAIシステム。

「癒やされたい」「気合を入れたい」などのその日の気分と、店頭にある日本酒とのマッチ度を計算し、相性の良い日本酒をレコメンドしてくれる。この技術により、これまでは経験と感性を持った利酒師やソムリエだけが可能であった「人間の感性にそった楽しいお酒選び」という接客体験が小売店の店頭でも実現可能になるという。

また、気分やニーズから選ぶだけではなく「KAORIUM for Sake」では、膨大な風味表現データによる日本酒表現を実現する。「フルーティなお酒」というアバウトな表現ではなく「白ぶどうとライチのような風味を持ったお酒」というように、日本酒銘柄ごとに具体的な「風味マップ」としてビジュアライズすることで、自分が好きなお酒や飲んでみたい風味をより具体的に探すことができるそう。

  • (左2枚)「癒されたい」という気分から日本酒を選ぶ(右)わかりやすい風味マップ

日本酒ソムリエAI「KAORIUM for Sake」の持つ風味データを活用し、紀ノ国屋 渋谷スクランブルスクエア店にある相性抜群の日本酒とフードの組み合わせをレコメンドするペアリングサイネージも設置。

フルーツやポテトチップスなど、普段なかなか日本酒と組み合わせることのないペアリングもAIが提案する。

  • 「日本酒はわからない」というネガティブイメージが、 お酒を選ぶ楽しさに変わる!

日本酒は酒類の中でも種類が豊富にあり、「どれを選んで良いか分からない」や「ラベルやパッケージを見ても選べない」といった意見が多く、初心者には購入ハードルが高い商品だ。

そこで、本実証実験では、感性をデータ化したAIである日本酒ソムリエAI「KAORIUM for Sake」が提供する"楽しく・迷わない"お酒選び体験を店頭にて提供することで、どのように消費者行動が変化するか、購買体験の向上につながるかなどを検証する。

■紀ノ国屋 × KAORIUM for Sake
実施期間: 2021年11月9日～12月8日
対象店舗: Gourmand Market KINOKUNIYA 渋谷スクランブルスクエア店
住所: 東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア 地下1階