ネクストレベルが運営するマッチングアプリ大学では、9月15日~9月29日の期間、20~39歳の独身男女256名に「既読スルー」についての調査を行った。その結果を11月10日に発表した。

  • 「既読スルーをするのはどんなとき?」

まず、「既読スルーをするのはどんなとき?」という質問をすると、もっとも多かったのは「何と返せばいいのかわからない」(47.7%)だった。

その他3割以上の票を集めたのは、「返事することが面倒くさい」(46.1%)、「返信できない状況」(38.3%)、「どうでもよい内容」(34.8%)、「返信することを忘れた」(32.4%)という回答に。

比較的回答が少なかったのは同率で、「返事をしたくない内容」(18.8%)、「やり取りしたくない相手」(18.8%)となった。このことから、返事をすぐに思いつかなかったり、どうでもよい、面倒だと感じた内容に対して「既読スルー」をしている人が多いことが分かったという。

  • 「既読スルーしたくなるメッセージ内容は?」

次に、「既読スルーしたくなるメッセージ内容は?」という質問に対して、複数選択で選んでもらったのが上のグラフです。もっとも多かったのは、「しつこい誘い」(56.3%)という結果に。何度か誘っても返事がこないという場合は、相手が乗り気でないと認識したほうがよさそうとのこと。

次に多かったのは「スタンプのみ」(54.3%)。この場合は「返事をしたくない」というネガティブな既読スルーだけでなく、「会話を終了してよい」と判断して返信しないという場合も含まれているよう。

その他には「グチや不満、文句、悪口など」(44.5%)、「重い内容」(36.7%)といったネガティブな内容が続いた。これらの話題は、相手に負担をかけることになるので、SNSで送るのは気を付けたほうが良さそうだ。

また、「深夜や仕事中など時間を無視」(34%)も3割以上の票が集まったことから、急を要さない内容なら相手の状況や時間を考慮して送信することが必要かもしれない。

  • 「交際相手に対して既読スルーしたことある?」

交際相手に対して「既読スルー」するか否かや、交際前後でその行動に変化があるかどうかについても調査した。その結果「交際前も交際してからも既読スルーはない」(37.1%)と、「交際前も交際後も既読スルーした」(32.9%)という正反対の回答が僅差で1位・2位となった。

また交際前と交際後では、「交際前に既読スルーした」という回答の合計が35.8%に対し、「交際後に既読スルーした」の回答合計は64.2%と2倍近い割合となった。このことから、交際前よりも交際後のほうが「既読スルーされやすい」傾向にあることが分かった。

  • 「既読スルーと愛情の間に関係性はある?」

続いて、交際相手とのやり取りにおいて「既読スルーと愛情の間に関係性はある?」と聞いてみた。

結果は「愛情はあるので、既読スルーしても問題ない」が男女とも6割以上を占めた。このことから、「既読スルー」=愛情がない(なくなった)というロジックは成り立たないことが分かる。むしろ、「愛情があるから既読スルーしてもOK」と捉えているということだろう。

ただし「マンネリ化している部分はある」という回答も、男性で24%、女性で26.8%あり、交際前ほどのトキメキや熱い思いは抱いていないという人も一定数いることが判明した。

交際中に「既読スルー」をするかしないかは相手の考え方にもより、どちらかが既読スルーしたからといって愛情にヒビが入ったと断定できるわけではないようだ。

今回分かったように「既読スルー」=愛情がないわけではないため、相手を大切に思うこと、気持ちが通じ合っていることを前提に丁寧なコミュニケーションを心掛けるのが得策のようだという。