11月12日公開の映画『アイス・ロード』の公開記念イベント『最新章「アイス・ロード~第1章」』が9日、都内で行われ、ミュージシャンの高橋ジョージが出席した。

映画『アイス・ロード』の公開記念イベントに登場した高橋ジョージ

既に鑑賞したという本作について高橋は「アクション映画というと、ストーリーに裏切られて裏切られてどんでん返しになりますが、この映画は観終わった後、映画として裏切られなかったですね。本当に良い映画で、スカッとしましたよ。こういう映画は何百本と観てますが、裏切られてジワジワ来たり、瞬間に切り替えさせらたりとその連続でした」と感想を。

主演のリーアム・ニーソンは「このジャンルでは一番好きですね」と大のお気に入りだといい、「『96時間』シリーズでおなじみですが、一番好きなシーンがあるんです。逃げて追っかけてが続き、そこで娘からもらったキャンディーを舐めるんです。娘を持つ父親としてはあのシーンが好きなんですよ。この映画は人間的な映画でもあって、リーアムのキャスティングが効いてのアクション映画なので、ストーリーが生きていて素晴らしかったです」と語った。

本作ではドライバーたちが絶対不可能と思われる決死のミッションに挑戦する。映画のテーマにちなみ、「自身が挑戦した決死のミッションは?」という質問に「売れる前は長いことアルバイトをやっていましたが、バンドマンあるあるで僕らは日給が良いところに行くんです。ある島に行って知らない間にリュックを背負わされ、ロッククライミングじゃないのに傾斜角度45度を登って背中にダイナマイト。それを仕掛けて爆発させ、地質調査をしました。辛い時はそれを思い出すと乗り越えられないことはないんですよ。明けない夜はないと思いますね」としみじみと振り返った。

また、イベントの最後には名曲「ロード」をアレンジした「アイス・ロード~第1章」をこの日限りで熱唱。マスコミを前に歌い上げた感想を求められた高橋は「私的なことを言いますと、マスコミさんはよく自宅の方に来られてましたので、それ以来という感じです。ようやく雪も溶け出して春も来てるかな? という感じもします」と前向きに語っていた。

『アイス・ロード』は、『96時間』シリーズで演技派アクションスターの名を轟かせた"不屈の男"リーアム・ニーソン主演作。地下に閉じ込められた26人の命を救うため、生きる希望を載せた巨大トラックで死のアイスロードを走り抜くドライバーたちの姿を描く。映画『アイス・ロード』は、11月12日より全国公開。