女優の松本まりかが主演する『それでも愛を誓いますか?』(ABCテレビ毎週日曜23:25~、テレビ朝日毎週土曜26:30~※TELASAで全話配信)。第5話「既婚者の理性と、あふれ出る本能」の放送を終え、SNSでは「怖い」「リアル」と反響が集まっている。
『それ誓』こと『それでも愛を誓いますか?』は、電子コミックサイト「めちゃコミック」で1,500万ダウンロードを突破し、2020年上半期総合1位&年間総合2位を獲得した同名漫画(萩原ケイク氏)の実写化ドラマ。TVerでは、毎週配信のたびに5位以内にランクインしている。
35歳の主人公・純須純(すみす じゅん)は結婚8年目で夫とは5年間セックスレス、結婚を機に仕事を辞めていたが、現状を変えようと8年ぶりに契約社員として働き始める。周囲に心を開かない真山篤郎(藤原季節)らと親しくなり、少しずつ新しい世界を切り開いていく純。夫の武頼(池内博之)とはセックスレスであるものの仲のいい夫婦だったが、武頼が同窓会をきっかけに元恋人の足立沙織(酒井若菜)と会い、キスしていたことが判明。武頼は沙織の連絡先をブロックし、会わないことを約束する。
そんな中放送された第5話は、沙織が純のSNSをフォローし、いいねを連打するシーンからスタート。SNSでは「ホラーすぎる」「こわいこわいこわい!」と恐怖を感じる声が。さらに「この人ちょっとおかしいよ」と訴える純に、「これ本当に足立かな?」とつぶやいた武頼に対して「許せない」「夫イライラする」と怒りの反応が見られた。
主演を務める松本はインタビューで「ドラマ的なセリフがなくて、すごくリアル。台本が短くて、無言の時間も長くて、『余白は芝居で埋めてください』という作品。役者にとっては恐ろしくもあり、最高に楽しい台本でもある」と語っており、今作では登場人物の作り物のように思えない台詞や表情が多くの共感を呼んでいる。SNSでの反響も「レストランでのディナーで沙織の話を出さないで」「結局武頼は口だけ!」「ケンカ中の薄っぺらい愛してるは余計にムカつく」など、友人の相談に乗っているような距離感のコメントが多く見られ、圧倒的なリアリティを持って受け入れられていることが分かる。
純に思いを寄せる真山は、原作同様にドラマでも人気を集めるキャラクター。第6話では、真山が同期の橘野明(吉田沙世)と親しげに接する姿を見て、純がこれまでにない感情を抱く。真山の恋心の行く先にも注目だ。