FOOD & LIFE COMPANIESでは全国のスシローおよびテイクアウト専門店スシロー To Goにて、テイクアウト限定商品「すき焼き海鮮しゃり弁」を11月10日より販売開始する。価格は1,100円。代々木上原の一つ星レストラン「sio」のオーナーシェフ鳥羽周作氏と共同制作したもので、甘じょっぱいすき焼きにスシローこだわりのしゃりと自慢の海鮮をちりばめた”冷めてもおいしい”商品となっている。
■テイクアウトとデリバリーを拡大
いまスシローでは昨今のコロナ禍に対応すべく、テイクアウト / デリバリー事業に注力している。事前予約することで待たずに商品を持ち帰れる「自動土産ロッカー」は今期200店舗まで拡大予定。スシロー To Goは16店舗を展開中で、直近では10月28日にスシロー To Go JR高円寺駅店をオープンさせた。またデリバリーサービスはすでに6社と提携中。Uber Eats(381店舗)、出前館(397店舗)、menu(164店舗)、DiDi Food(113店舗)、Wolt(57店舗)、DoorDash(36店舗)のほか、CBcloudが提供するPickGoと連携したデリバリーサービスには297店舗で対応した。関西、九州など一部のエリア(33店舗)では自社スタッフによる宅配サービスも行っている(いずれも11月9日現在)。
そんな同社が「テイクアウト商品だからこそ美味しく仕上がった」と自信をこめて送り出すのが、今回の「すき焼き海鮮しゃり弁」。すき焼きに、ホタテ、数の子、サーモン、エビ、いくら、たまごなどが散りばめられた商品だ。
スシロー八重洲地下街店で開催された発表会には、あきんどスシロー 代表取締役社長の堀江陽氏、フレンチレストラン「sio」オーナーシェフの鳥羽周作氏が登壇してトークセッションを行った。そもそも堀江社長がプライベートでsioを訪れて食事した際に、鳥羽シェフと意気投合したのがコラボのきっかけになったという。
「テイクアウト商品なので、どのタイミングで食べても美味しく食べられるよう調整を重ねていきました」と鳥羽シェフ。実はsioでも以前から、すき焼きを酢飯で出していたという。そのノウハウを活かせた、としたうえで「今回の商品は、やはり酸味と甘さがあるスシローさんのシャリがあったからこそ実現できたもの」と満足げに語る。肉、海鮮それぞれが主張しすぎないバランスを慎重に突き詰めていった、と明かした。
堀江社長は「すき焼きがあるからサーモン、ほたても醤油なしで食べられるんですよね」と納得した表情で話し、すき焼きと海鮮の組み合わせの妙をアピールする。2人の出会いについては「sioの店内で、鳥羽シェフと「寿司のネタの厚さがあと1mm太かったら甘みが出る」、そんな話で盛り上がった。美味しさを感じるポイントが一緒だったんです」と笑顔で振り返っていた。
なお「すき焼き海鮮しゃり弁」は、スシローと鳥羽シェフが”冷めてもおいしい”テイクアウト商品を開発する「新ガチうまPROJECT」の第1弾として発売される。第2弾は2021年12月15日~2022年1月3日に期間限定で販売される「すき焼きおせちらし」(1,890円)。「すき焼き海鮮しゃり弁」に数の子一本羽、ボイル本ずわい蟹、蒸しあわび、うにが贅沢に盛り付けられた商品が予定されている。
このほか、スシローでは年末年始に向けていくつか期間限定商品を提供する。会場では、それらの展示も行われていた。