エン・ジャパンは11月8日、「職場でのコミュニケーション」に関する調査結果を発表した。調査は9月28日~10月26日、同社運営の総合求人サイト『エン転職』を利用するユーザー8,948名を対象にインターネットで行われた。
「普段、職場でのコミュニケーションは取れていると思いますか?」と聞いたところ、64%が「(どちらかといえば)取れている」と回答した。
理由を聞くと、20代・30代では「コミュニケーションに積極的な風土があるから」と回答した人が多く、40代以上では「コミュニケーションを取る時間を意図的に持っているから」がトップに。年齢を重ねるにつれ、コミュニケーションの機会を設けようと意図的に動いていることがうかがえた。
また、コミュニケーションが取れることで感じる効果について聞いたところ、「働きやすさ」(69%)、「チームワーク」(63%)、「仕事の効率」(57%)が上位に。一方、「職場でのコミュニケーションが取れていない・どちらかといえば取れていない」と回答した人に、その影響を何に感じるかを伺ったところ、「ストレス」(64%)、「働きやすさ」(61%)、「チームワーク」(56%)が上位に並んだ。
続いて、現在、職場に心理的安全性があるか伺ったところ、全体の45%が「(どちらかといえば)心理的安全性がある」と回答。この結果を、「職場でコミュニケーションが取れているか」の回答別に比較したところ、「職場でのコミュニケーションが取れている」と回答した人の74%が「心理的安全性がある」と答えた一方で、「職場でのコミュニケーションが取れていない」と回答した人の94%が「心理的安全性がない」と回答しており、職場でのコミュニケーションの有無と心理的安全性の関係性が明白となった。
また、「(どちらかといえば)心理的安全性がある」と感じる理由を聞くと、「他愛のない雑談ができるから」が最も多く75%。次いで、「出社してリアルで会う機会があるから」(34%)、「心身の状態を配慮し合えるから」(28%)と続いた。