Visionalは11月8日、「官公庁への転職意欲に関するアンケート」の結果を発表した。調査は10月11日~17日、同社運営の転職サイト「ビズリーチ」会員を対象にインターネットで行われ、995件の有効回答を得た。

  • 官公庁の仕事に興味がありますか?

    官公庁の仕事に興味がありますか?

「官公庁の仕事に興味がありますか?」と質問したところ、68.5%が「興味がある(とても+どちらかといえば)」と回答。また、民間企業と官公庁との間で人材が行き来する「リボルビングドア(キャリアの回転ドア)」について、「キャリア形成に有効性を感じますか?」と尋ねたところ、83.7%のビジネスパーソンが「高いと感じる(とても+どちらかといえば)」と回答した。

官公庁の仕事に興味がある理由としては、「仕事を通じて社会貢献したいから」が最も多く66.1%。続いて、「民間企業とは違う経験やスキルが身につくから」(33.1%)、「新たな経験やスキルを得て、仕事の幅を広げたいから」(31.8%)などが挙がり、主体的なキャリア形成を意識して、官公庁の仕事に興味をもつビジネスパーソンが多いことがうかがえる結果となった。

  • 興味のある省庁ランキング

    興味のある省庁ランキング

興味のある省庁について質問したところ、「デジタル庁」(32.5%)、「自治体」(31.1%)、「経済産業省」(29.7%)が上位に。具体的な分野・領域に関しては「デジタル化」(39.8%)が最も多く、次いで「教育」(33.7%)、「経済活性化」(32.5%)と続いた。

また、「これまで取り組んできた経験を官公庁においても生かせると思いますか?」と尋ねたところ、71.7%が「そう思う」「どちらかといえばそう思う」と回答。民間企業で培った専門性が、政策や行政の変革に役立つと考えるビジネスパーソンが多いよう。さらに、希望する雇用形態について聞くと、多い順に「正規職員(任期なし)」(63.3%)、「副業・兼業」(12.9%)、「任期付き職員」(11.9%)となった。