フジテレビの渡邊渚アナウンサーが、同局のYouTubeチャンネル『World Buzz Cooking』で料理の腕前を披露している。これまではゲストと料理の先生を迎えて進行役に徹してきたが、最新回はいよいよ独り立ち。より個性が伝わる内容で、今後の活躍を予感させている。
フジテレビ国際局が手がける『World Buzz Cooking』では、「世界の料理でおいしくボディーメイク」をテーマに、各国の様々な本格家庭料理をアレンジ調理しながら紹介。渡邊アナはこれまで、フィンランド料理やフランス料理に挑戦したが、番組で紹介したフランスの伝統菓子「ガトーナンテ」にハマって家でも作ったそうだ。
5日に配信された最新回では、前回出演したフランス料理の先生、セバスチャン・マルタンさん(在日フランス大使館総料理長)から、自宅に招待してくれるというお誘いが。そこで、渡邊アナの手料理を土産に持っていくことになり、1人で料理に挑戦することになった。
料理番組は『上沼恵美子のおしゃべりクッキング』に代表されるように、実際に調理をする人と、レシピや工程を説明する人に役割が分かれるのが一般的だが、この両方を1人で担うというミッションを、本番のカメラが回ってから言い渡された渡邊アナ。普段ほとんど料理をしないという彼女が不安を募らせる中、スタッフから「早速ですけど、材料買ってきてもらっていいですか?」と容赦ない指令が飛ぶ光景は、フジテレビ歴代の看板女子アナたちが受けてきたムチャぶりを想起させる。
こうして買い物を済ませ、スタッフからの質問に答える形で工程説明しながら料理を進行。作業に集中すると真面目な顔で黙り込んでしまいがちだが、笑顔を絶やさず、プライベートのエピソードを交えた1人トークも快調で、入社2年目とは思えない器用さを発揮した。
一方で、お招きの喜びのあまりセバスチャン先生の名前を呼び捨てにしてしまったり、「何を作るか最後まで教えません」と宣言した直後に「ケーキの型を使います」と明かしてしまったりと天然ぶりを披露しており、愛嬌も兼ね備えている。
1年目で『めざましテレビ』『もしもツアーズ』に抜てきされ、この10月から『ワイドナショー』の進行を担当すると、松本人志、東野幸治といった大物にも物怖じしない度胸を見せている渡邊アナ。料理番組ながら試練を与えられる『World Buzz Cooking』でさらなる成長を遂げることで、今後の活躍への期待が膨らむ。