セイコーウオッチは11月6日、アウトドアウオッチブランド「セイコー プロスペックス」の新しいコレクションとなる「SPEEDTIMER」から、機械式クロノグラフ(2モデル)とクオーツ式クロノグラフ(4モデル)を発売した。価格は74,800円~352,000円。
SPEEDTIMERは、セイコーウオッチが長年培ってきた計測機器に求められる高い実用性を追求したというデザイン哲学に基づくコレクション。時間を正確に読み取る視認性と判読性を備え、スポーツシーンをはじめとしてあらゆるシーンで一瞬一瞬を記録するとしている。
<セイコー プロスペックス> SPEEDTIMER メカニカルクロノグラフ(2モデル)
機械式クロノグラフではまず、1964年のストップウオッチの設計思想と意匠を受け継いだ限定モデル「SBEC007」が登場。世界限定1,000本、価格は352,000円。
クロノグラフ秒針は先端をダイヤル側に曲げ、外周のタキメーター目盛りまで届く長い針とすることで、高い判読性を確保。りゅうずは引き出しやすく、プッシュボタンは押しやすくと、形状を整えて操作性を高めている。
ケースとブレスレットの素材はステンレススチールで、独自の表面硬化技術「ダイヤシールド」を加工。付け替え用のカーフストラップが付属する。ケースサイズは外径42.5×厚さ15mm、風防は内面無反射コーティングのデュアルカーブサファイアガラス、防水性能は10気圧。シースルーバックの裏ぶたからは、メカニカルクロノグラフムーブメント「キャリバー 8R46」が動く様子を見られる。パワーリザーブは約45時間。
もうひとつのレギュラーモデル「SBEC009」は、国産初のクロノグラフからインスピレーションを得たというネオクラシックな装い。価格は330,000円。シャープな時分針、チャコールグレーのダイヤル、ハンマー型プッシュボタンなどが見どころ。おもな仕様は上記の限定モデル「SBEC007」と共通。
<セイコー プロスペックス> SPEEDTIMER ソーラークロノグラフ(4モデル)
クオーツ式のソーラークロノグラフムーブメント「キャリバー V192」を搭載したレギュラーモデルは、カラーリングの異なる4モデルをラインナップ。価格はいずれも74,800円。
上記の機械式モデルと同様に、1969年に登場したクロノグラフ「1969 スピードタイマー」の造詣を継承。クラシカルな雰囲気を漂わせつつ、スポーティーな印象に仕上げている。ケースとブレスレットの素材はステンレススチール。ヘアライン加工とミラーポリッシュ加工の仕上げ面を使い分けている。砂目調のパターンをあしらったダイヤルは光の反射を抑え、高い視認性を持たせた。
共通の仕様として、ケースサイズが外径39mm×厚さ13.3mm、風防が内面無反射コーティングのカーブサファイアガラス、防水性能が10気圧。